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アジア株式市場サマリー:引け(5日)

[5日 ロイター] - 東南アジア株式市場は米雇用統計がこの日発表されるのを前に、大半が狭い値幅にとどまった。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測に影響する同統計に注目が集まっている。

マニラ市場は上昇。フィリピンの6月のインフレ率が、低調な食費と燃料費の上昇率を背景に、約2年ぶりの低水準となったことを受け、フィリピン中央銀行による8月の利下げ期待が高まった。主要株価指数PSEi<.PSI>は0.66%高の8117.94で取引を終了した。

フィリピンのインフレ率が同国中央銀行の今年の目標値である2─4%の中間点を下回ったのは2017年12月以来初めて。

INGはリポートで「フィリピン中央銀行のジョクノ総裁は低下を続けるインフレ率を背景に、さらなる利下げを示唆してきた。長引く経済成長押し下げリスク、インフレ率の落ち込みで、中央銀行は早ければ8月にも25ベーシスポイント(bp)の利下げを行うはずだ」との見方を示した。

中国株式市場は小幅高で引けた。週間ベースでも値上がりした。米中が来週の通商交渉再開に向けて準備を進めていることが好感されたが、合意が成立するかは不透明で上値の重い展開となった。

上海総合指数<.SSEC>は週間では1.1%上昇。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>は週間では1.8%値上がりした。

金融指数<.CSI300FS>は0.11%安。生活必需品指数<.CSI000912>は2.67%高。不動産指数<.CSI000952>は1.42%安。ヘルスケア指数<.CSI300HC>は1.74%高。

深セン総合指数<.SZSC>は0.63%高。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数<.CNT>は0.98%高。

米中は来週の通商協議再開に向け準備を進めているが、双方の交渉官が直接会って話す時期についてはあまり明らかになっていない。

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は3日、記者団に対し「通商協議は今後1週間のうちに本格化する」と発言。その後、日程については「近く」始まると言い換えた。

ムーディーズは4日、中国の格付け「A1」を据え置いた。見通しは「安定的」。ムーディーズは、中国には経済全体のレバレッジの高まりを抑制し、公的セクター支援や金融の安定維持のためのリソースを動員する財政・政策手段があると指摘した。

中国当局が公表したデータに基づくロイターの推計によると、6月の新規人民元建て融資は9900億元(1440億ドル)超となり、前月の1兆1800億元から減少した。政府は実体経済の資金需要に対する支援を推し進めていると強調。銀保監会の周亮副主席は「特に製造業者や消費者の更新需要における資金ニーズに対応した」と述べた。

中国銀河証券のアナリストは「A株市場は短期的に、ボラティリティーを伴いながら上昇する可能性がある」と指摘。「市場に関連する政策の導入と中間決算を受けた企業のバリュエーションの変化に引き続き注目が集まるだろう」との見方を示した。

香港市場は小幅続落。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測に大きく影響する米雇用統計の発表を控えて商いは薄かった。

出来高は2月4日以来の低水準だった。

ソウル株式市場は、薄商いの中、ほぼ横ばいで引けた。主要企業のさえない利益見通しが投資家心理を悪化させた一方、米雇用統計を控えて様子見ムードも強かった。

総合株価指数(KOSPI)<.KS11>は週間では0.9%安と、5週間ぶりの下落となった。

米中貿易摩擦による世界の半導体・スマートフォン市場への悪影響を背景に、サムスン電子<005930.KS>が発表した2019年4─6月期の営業利益は前年同期から急減。LG電子<066570.KS>は4─6月期の営業利益見通しについて前年同期比15.4%減となる見通しを明らかにした。

サムスン株は0.8%安、LG株は5.2%安。

外国人投資家は252億ウォン(約2154万ドル)の売り越し。

出来高は4億5246万株。取引された895銘柄のうち上昇は494銘柄だった。

シドニー株式市場は5営業日続伸。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)による利下げや商品相場の上昇を好感した買いが幅広い銘柄に入り、週間でも大幅な上昇を記録した。

S&P/ASX200指数<.AXJO>は週間では2%高。

この日は金融株や不動産株が上げを主導。金融当局が住宅ローンに関する規制緩和を打ち出したことや、さえない経済指標によって年内の豪追加利下げ観測が強まったことが支援材料となった。四大銀行のうち3行が上昇し、コモンウェルス銀行<CBA.AX>は0.9%高。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)<ANZ.AX>は小幅安となった。

不動産株では、デクサス<DXS.AX>やセンター・グループ<SCG.AX>、グッドマン・グループ<GMG.AX>などが高く、3銘柄の上昇率は1.9─2.2%。

一方、鉱業株指数<.AXMM>は1.2%安。商品相場の上昇を背景に買い進まれてきたが、この日は利益確定の売りに押された。週間では4週連続のプラス。

(リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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