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【ショップライト】、エッ、これが食品スーパー?ボトルウォーター1本も端末で注文可!


■ニューヨーク・マンハッタンから車で1時間弱のところにホテルのラウンジのようなイートインスペースを持つショップライト(178 E Hanover Ave Cedar knolls NJ 07927)がある。

ニュージャージー州グレーター・モリスタウンに2013年にオープンしたショップライト(2,200坪)はビレッジスーパーマーケットが展開しており、店内にイタリアンレストランの「ラ・ピアッゼラ(La Piazeetta)」やイタリアン・コーヒーの「ラバッツァ・カフェ(Lavazza Cafe)」などフードコートを取り入れた「ビレッジ・フード・ガーデン(Village Food Garden)」を持つ。

スーパーマーケット店内にウェルネスセンターがあり、ヨガやエアロビなどを定期的に行うフィットネススタジオも完備。青果コーナーには「ダイエティシャンズ・ヌーク(Dietitian's Nook)」があり、栄養士による無料カウンセリングも行っている。

母親がゆっくり買い物できるように3〜8歳の子供の預かり所「チャイルド・ラーニング・センター」では保育士も常駐しているほどだ。

早くからカーブサイド・ピックアップも導入しており、店の奥では注文品の保管用のスペースが手狭になるほど利用者も多い。カーブサイド・ピックアップ・エリアにはテスラ専用で無料の充電ステーションもある。

このスーパーはコミュニティーセンターの機能を有しながら、グローサラントとしても展開している。

2017年にはグローサラントのイートインスペースを大幅に改装、ホテルのラウンジのような雰囲気になったのだ。新しくなったイートインはまさにサードプレイスという表現がふさわしい。スーパーマーケットのイートインとは思えない環境となっている。

自宅でもレストランでもないサードプレイスになる。レストランではレストランのメニューしか食べてはいけない。が、ここではスーパーの食品売り場で買ってきたものから、ビレッジ・フード・ガーデンにあるハンバーガーまで、何でも食べてもいいのだ。

イートインは椅子とテーブルを並べただけではない。イートインスペースには日光を多く取り込めるよう、屋根と壁が開閉式のサンルーフとなっている。中央にはファイアプレースで暖をとれるようになっている。テーブルは折りたたみ式の伸長テーブルとなっている。

奥にはキッチンを設けており、NB食品メーカー主催でプロのシェフによる料理教室なども開催している。

イートインスペースには昨年年初め、地ビール等を提供するフルサービスのバー「ビン37(Bin 37)」もオープンした。バーには80インチの大型テレビが3台ありスポーツ観戦では盛り上がる。

すべてのテーブルには端末が置かれ、地ビールからハンバーガーまでモバイルオーダーが可能となっている。端末から注文しクレジットカードをスライドして決済すると、店内にあるフードコートから注文品を運んでもくれるのだ。将来的には端末によるモバイルオーダーをアプリにも盛り込むという。

 このショップライトの近くには昨年7月にオープンした、3,500坪の店舗面積を持つウェグマンズ・ハノーバー店(34 Sylvan Way Hanover, NJ 07054)がある。

また5分程度のところにはハンディスキャナーで買い物を行う「スキャン・イット(Scan It)」を導入したスーパー・ストップ&ショップ(245 Littleton Road Morris Plains, NJ 07950)もある。スキャン・イットのハンディスキャナーは最近、アップデートしてより使いやすくもなっている。

 今日はショップライトにあるモバイルオーダー端末を中心に画像をアップする。

トップ画像:ショップライトのイートインスペース。2017年にリニューアルを行い、山小屋のような雰囲気になっている。6月中旬に訪れた時、開閉式のルーフを開けて明るい陽射しのなかで食事ができるようになっていた。



グレーターモリスタウン店のイートインスペースに置いてある注文端末。地ビールからハンバーガーまでモバイルオーダーが可能となっている。飲み物のカテゴリーからボトルウォーターを頼んでみた。



モバイルオーダーではボトルウォーター1.59ドルにチップ(20%)の32セントを支払う。注文の確定で支払いとなるペイ・ボタンをタップする。支払いはクレジットカードで行い、端末の上部にある部分でカードをスライドさせるのだ。



端末からの注文はイートインスペース内にあるバー「ビン37(Bin 37)」で受けることになる。



端末での注文を確定すると、レジ横にある小型プリンターから注文伝票がプリントアウトされる。これをもってスタッフがビレッジ・フード・ガーデンにあるハンバーガーやコーヒーを取りに行く。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ショップライトもアプリによるセルフスキャニング・チェックアウト「モバイル・スキャン(Mobile Scan)」を一部の店舗で行っています。

エントリー記事にあるグレーターモリスタウン店ではまだ導入されていませんが、ショップライトでは40店舗以上でお客が商品バーコードをスキャンしながらのショッピングを提供しているのです。
グレーターモリソン店近くにあるスーパー・ストオプ&ショップでは早くからスキャン・イットで行っていますね。徐々にではありますが、アプリを使った買い物システムは食品スーパーに拡大しつつあります。カーブサイド・ピックアップやデリバリーと同様に、セルフスキャニング・イノベーションも不可避でしょう。

興味深いのはグレーターモリスタウン店のカーブサイド・ピックアップ/デリバリー専用スペース。この店は毎年のように視察していますが、需要急増でどんどん手狭になっているのが分かります。
 これからのスーパーマーケットはカーブサイド・ピックアップやデリバリーをデフォルトにデザインしたフォーマットで出店しなければなりません。





カーブサイド・ピックアップ/デリバリー専用スペース。ピッキング後、利用者に手渡すまで注文品を一次的に保管しておく場所だ。上の画像が昨年の11月で下の画像が6月。利用の増加で保管場所も手狭になっている。

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