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豪5月小売売上高さえず、3-5月求人は減少 今年3度目の利下げも


[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した5月の小売売上高は前月比0.1%増と、市場予想の0.2%増を下回った。

同日発表された3─5月の求人数は過去最高だった前期から減少に転じ、国内経済の減速をあらためて示した。

統計を受け、市場では、今年3度目の利下げが必要になるとの見方が浮上している。

4月は0.1%減だった。5月の内訳をみると、食品、百貨店、衣料品販売が低迷した。

オーストラリアでは、賃金の伸び悩みと住宅価格の下落を背景に消費者の購買力が低下しており、家計の消費低迷が中銀の大きな懸念要因となっている。

中銀は先月と今月の理事会で利下げを決定。政策金利は過去最低の1.00%となった。金融市場<0#YIB:>はクリスマスまでに90%近い確率で3度目の利下げが実施され、政策金利が0.75%になると予想している。

25ベーシスポイント(bp)の追加利下げはすでに織り込まれており、統計発表を受けた豪ドルは1豪ドル=0.7037米ドル付近で小動きだった。

シティのエコノミスト、ジョシュ・ウィリアムソン氏は「金融政策を通じた大規模な景気刺激が依然として必要だ」とし、「余剰生産能力は以前予想されていたよりも長期にわたって存在するだろう」との見方を示した。

統計局が4日発表した3─5月の豪求人数は季節調整済みで前期比1.1%減の24万1500件と、2016年2月以来の減少となった。

AMPのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「小売売上高の低調が続き、労働市場の鈍化兆候が強まっている状況は、豪中銀が今年11月と来年2月に追加利下げを行い、最終的に政策金利を0.5%まで引き下げるとするわれわれの予想と一致する」と述べた。

労働市場は減速するオーストラリア経済で唯一明るい側面であり、ロウ中銀総裁は雇用の力強さが持続していることが失業率を押し下げ、賃金上昇につながるとの見方を示していた。

世界的な求人サイト、インディードのアジア太平洋担当エコノミスト、カラム・ピッカーリング氏は「実際の労働市場には緩みが出てきているようだ」と指摘。「中銀の観点からすれば、今回のデータは利下げが適切だったと確認するものに過ぎない。中銀は年内に再度利下げする可能性が高い」と述べた。

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