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動画視聴が日本より活発? 韓国のソーシャルメディア活用に迫る!

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ポイント2:韓国ではYouTubeは検索サイト

韓国のYouTube平均視聴時間は1日約2.5時間で、日本では半数以上は30分未満が多数派であることと比較すると約4~5倍にあたります。

また、今年3月の韓国大手通信社KTグループの調査によると、オンライン検索時に利用するチャンネルとして、NAVERの次にYouTubeが多く使われています。

10代ではその傾向がさらに強く見られ、平均よりも約1割高い、69%がYouTubeで情報を検索すると答えており、今後さらに増えていくことが予想されます。動画のコンテンツは今やエンターテイメントとして楽しむだけでなく、情報を得る一つの手段としてあらたな価値を見出しています。

ポイント3:SNSで商品購入「合同購入(ゴング)」

韓国では昔から、信頼する人と一緒に大量に商品を買って分ける「合同購入」という手法が普及しています。信頼する人が友達から、親戚、知り合いなどに広がっていき、インターネット上での人々との合同購入にまで発展しました。

今はInstagramを中心とした商品合同購入が広がり、インフルエンサーがおすすめするコスメや食品までも売買されています。インフルエンサーは一つの商品に対して1~2週間ほどの期間を設け、自身のファンに向けて情報を配信します。直接使った感想や写真、使い方の動画はもちろん、先行して買っているファンから届いた口コミをまとめ自分のInstagramで配信するなどして、購買を促進します。

ホン・ヨンギ(@kisy0729)https://www.instagram.com/kisy0729/?hl=ko

実際、合同購入をリードしているインスタグラマーは、自身のプロフィールに商品を購入できるURLを貼り、フォロワーを直接購入ページにまで飛ばすなど、ECの機能まで取り込んでいます。

日本ではなかなか見ないインフルエンサーからの商品購入ですが、韓国のインフルエンサーの特徴であるファンからの高い信頼度と、近い距離感が感じられる施策です。

3. 韓国人気コンテンツは動画

上でも話した通り、韓国はYouTubeを長時間利用しています。では、どんな動画を見ているか、どんな内容がいま人気かについて説明いたします。

YouTube動画を最も見ている国、韓国

インフルエンサーによるYouTube動画は男女ともに大食い動画が人気です。男性では1位がゲーム実況動画で2位が大食い動画、女性は1位が大食い動画、2位がビューティー/化粧品の動画になっています。。韓国のYouTuberのフォロワーランキングでも、大食いで人気なYouTuberがTOPを維持しています。

インフルエンサーによるYouTubeコンテンツ人気ランキング
@2019インターネット利用者調査(KTグループデジタルメディアラボ)

大食いユーチューバーで最も人気があるベンツは約320万人のフォロワーを持ち、1時間を超える動画も70万回再生されるなど根強いファンを持っています。細い体からは想像できない食べっぷりが見どころのエンターテインメント性の高い動画です。

韓国のビューティー動画の第1人者であるPONY(@PONY)は約500万人のフォロワーを持つメガインフルエンサーです。韓国だけでなく、日本や中国、米国にもファンがいて、国境を超えた影響力を持っています。

人気上昇中!音フェチのためのASMR動画

大食い動画の人気の中、近年人気が上昇しているのがASMR動画です。ASMRとは、日本語でいうと「音フェチ」を指すもので、韓国ではTV番組のテロップなどにも使われるほど、一般化しています。

動画の中でも食べる音は人気が高く、揚げ物を食べる音、スープをすする音など細分化されています。食べる音だけでなく、何かを切る音やスライムを触る音なども人気があり、視聴者からは落ち着くと絶賛されています。

パールの入ったスライムをいじる音を約1時間の動画にし、150万PVを達成しています。

noopener

また、王道の食べる音では大食いと似たようなアングルですが、マイクを口に近づけ音が聞こえやすいように工夫をしています。揚げ物という同じジャンルをまとめた音から、様々な食感のものをアレンジした動画まで、多岐に渡ります。

4. まとめ

インターネットやSNSを基盤とした韓国のコンテンツは、国境を超え様々な国に消費されています。韓国人インフルエンサーはYouTubeを通じて日中韓のアジアのみならず、米国にも影響力を持つように成長。Instagramを基盤とするインフルエンサーも様々な国から注目を集めています。韓国のコンテンツは、これから日本国内で求められるコンテンツのヒントになっていくのではないでしょうか。

また、国境を越え影響力を持つ韓国のコンテンツを中心にしたコミュニケーションは、インバウンドのみならず国内外に情報を届ける新しい手法になるかもしれません。

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