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  • 2012年05月12日 20:57

中国の反フィリピン活動(ネットではフィリピン軍装備を嘲笑)

1 書いたものの引用

 基本的に書いたものに対し、他人がどのように読むかは自由で、それをどのように利用するかは自由だということはよくわかっております。実際、よくあるパターンで、論文の注釈引用などでも、全体の趣旨とは全く関係ないことを都合良く引用することはよくあることです。

 そのため、同じように私が書いたものをどの様に利用する方がいるとしても、本来であれば、別段私がどういうこう筋合いではないのでしょうが、もしかすると私の書いた本来の意味を誤解されているのではという思いもあったので、これについて少し。

 具体的に言うと、昨日書いた「フィリピンの反中国デモに関する中国側の報道」で、これがBLOGOSに転載いただいたわけですが、そこで以下のようなコメントが書き込まれておりました。


 この記事を見ればわかるように、中国を批判しているのはフィリピン数百万人のなかの200人だけ。
 つまりパーセンテージで0.01%以下ということになる。
 すなわち、フィリピンの大多数(ほぼ全国民は)中国の言うことのが正しいと正しい認識を持っていることになる。


 私が昨日書きたかったのは、中国政府はあまりこの問題を大きくしたいとは思っておらず、デモを起こしたのは、一部の者にすぎないということを強調しているということです。実際記事でも200名のうち何名かは弁当ほしさに来たような感じの書き方になっています。


2 中国の抗議活動

 ちなみに『環球網』ではそれに対応したような記事「数名中国男子到菲律宾驻华大使馆前抗议」を配信しておりました。

 これはフィリピンで起こったデモに対抗して、北京のフィリピン大使館前でも抗議活動が起こったという記事です。

 この記事によると数名の中国人男性が、「黄岩島は中国固有の領土だ」などと書かれた横断幕を持って抗議活動を行ったそうですが、大規模な抗議活動はなかったとしております。

 もし、これを上と同じ理屈で考えると中国の極めて一部のものだけがフィリピンを批判しているということになりますが、当然そんなことはありません。

 中国の場合デモをするにも許可がいるので、政府の意に添わない抗議活動は許可されません。今回こうしたことが報道されたというのは、思うに様子見で、あまりに何もしないと国民の不満も募りかねないので、適当に小規模なもので手を打ったというところでしょうか。


3 中国の反フィリピン

 実際、ネットなどを見ていると、フィリピンに関するものは数多くあり、どう見ても少数の者だけが反フィリピンを考えているわけでないのは明らかです。

画像を見る

 

 これなどは本当面白かったのです。標題こそ「让你们看看菲佣强大的武装!我好怕怕啊!」(見てみろ、フィリピン軍の何と強大な武装、なんて恐ろしいんだ)となっていますが、内容はあいつらあんな老朽艦を未だに使ってやがるという記事です。

 中国のマスコミは共産党の宣伝機関ですから、記事は何か政治的意図があると考えてまちがいなく、私の推測では問題を大きくしたくはないが、ある程度国内のガス抜きをしなくてはならないなという意図に基づいて報道されていると考えています。

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