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Objective-C不要! - 書評 - iPhoneアプリケーション開発ガイド

オライリー矢野様より献本御礼。




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iPhoneアプリケーション開発ガイド

Jonathan Stark /
増井俊之監 /
牧野聡


[原著:Building iPhone Apps with
HTML, CSS, and JavaScript
]

これだ!


こういう本が、欲しかった!


iPhone向けに何か作りたい。でもObjective-Cは敷居が高い。App Storeで大もうけしたいわけじゃない。でもiPhone向けのWebサイトを作るだけじゃちょっと物足りない。


そんな私のような人のためにうってつけの一冊が、これだ。



本書「iPhoneアプリケーション開発ガイド」という題名は、ちょっとミスリーディングだ。原著の"Building iPhone Apps with HTML, CSS, and JavaScript"の方が本書の性格をより忠実に表している。SDKとObjective-Cで「本格的な」iPhoneアプリを開発したい人は「iPhone SDKアプリケーション開発ガイド」の方を。

目次 O'Reilly Japan - iPhoneアプリケーション開発ガイドより



目次
監訳者まえがき

まえがき
1章 さあ始めよう
1.1 Webアプリケーションとネイティブアプリケーション
1.2 Webプログラミングの概要

2章 スタイル設定の基本
2.1 はじめの一歩
2.2 iPhone向けの CSS
2.3 iPhoneアプリケーションのルック&フィール
2.4 jQueryによる簡単なふるまいの追加
2.5 まとめ

3章 より高度なスタイル設定
3.1 Ajaxとは
3.2 トラフィックの交通整理
3.3 ちょっとした付加機能
3.4 [戻る]ボタンの作成
3.5 ホーム画面へのアイコンの追加
3.6 フルスクリーンモード
3.7 まとめ

4章 アニメーション効果
4.1 ライブラリの助けを借りる
4.2 スライドする[ホーム]パネル
4.3 [日付一覧]パネル
4.4 [その日の食べ物]パネル
4.5 [新規エントリ]パネル
4.6 [設定]パネル
4.7 アプリケーションの完成
4.8 jQTouchの設定
4.9 まとめ
5章 クライアントサイドのストレージ
5.1 localStorageとsessionStorage
5.2 クライアントサイドのデータベース
5.3 まとめ

6章 オフライン時の動作
6.1 オフラインアプリケーションキャッシュの仕組み
6.2 オンライン専用ファイルとオフライン時用の代替ファイル
6.3 マニフェストの動的な生成
6.4 デバッグ
6.5 まとめ

7章 ネイティブアプリケーション化
7.1 PhoneGapとは
7.2 iPhoneへのインストール
7.3 JavaScriptから iPhone固有の機能を呼び出す
7.4 まとめ

8章  iTunes App Storeでの公開
8.1 配布用 Provisioning profileの作成
8.2 配布用 Provisioning profileのインストール
8.3 プロジェクト名の変更
8.4 アプリケーションのバイナリの準備
8.5 アプリケーションのアップロード
8.6 レビューの間にするべきこと
8.7 参考資料
付録 A サードパーティ製フレームワーク /ライブラリ比較
付録 B Webアプリケーションの移植
B.1 単純な Webアプリケーションを iPhone/iPadで動かす
B.2 Processing.jsの利用
B.3 ネイティブアプリケーション化のメリットとデメリット
索引

本書のキモは、Objective-C不要 = HTML+CSS+JavaScrip のみでiPhoneアプリを作るということにある。私なら邦訳名は「iPhone HTML5アプリケーション開発ガイド」にしただろうか?




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iPhone SDKアプリケーション開発ガイド

Jonathan Zdziarski /
近藤誠(監) /


武舎広幸武舎るみ

[原著:iPhone SDK Application Development ]

そう。Webサイトが作れればiPhoneアプリは作れるのだ。Webサイトも立派なアプリであるとApple自身が認めていることは、Safariにブックマークに加えて[ホーム画面に追加]ボタンがあることからもわかる。


しかしそれではまだ「単なるWebサイト」。これをよりアプリらしくするにはどうするか? Look & Feel? CSSで出来ます。マルチタッチ? JavaScript が対応しています。オフラインでの利用? HTML5 があれば出来ます。


しかしそれでも、デバイスへのアクセスは出来ない。それがWebアプリのWebアプリたるところ。しかしそれすらPhoneGapをはじめとするフレームワークを使えば埋められます。そしてそうした作ったアプリは、App Storeに登録することだって出来るのです。



というわけで、本書の対象読者は「iPhone向けに何かを作りたい人」その全てが対象ということになる。WebサイトをiPhone対応させたい人から、App Storeでアプリを売りたい人まで。SDKは本書をクリアーしてからでいいだろう。電子書籍アプリなどは、むしろこちらの方が向いているとすら言えるかもしれない。


邦訳名に対してはちょっと文句を言わせていただいたが、それ意外の中身は、本書が単なる邦訳ではなく日本版であることを示している。スクリーンショットはすべて取り直しているし、付録は監修者と訳者が書き下ろしている。日本語テンキー入力の功労者でもある増井俊之による付録Bだけでも、充分おつりが来るのは間違いない。


お値段も2,000円を切り、分量もSDK開発ガイドの半分弱。これが入手せずにいられますか!?


Dan the iPhone Prosumer



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