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スペイン語を学ぶ日本人はこれから増える?!

私は、二国間の交流や協力には様々な形があると思う。そのことについてお話ししてみたい。

1.相互に学ぶこと

「先進国」と聞くと、「技術」が連想される。つまり、途上国は先進国から技術移転の恩恵を受けることができる、ということだ。

しかし、先進国とは「技術」だけでなく、「文化」も含めた意味で「先進国」なのである。その「文化」とは、私の解釈だと、「正確さ」や「人々に対する尊重」ということになる。途上国はこのような意味で、文化も先進国から学ぶことができるだろう。

一方、先進国にとっても、途上国の歴史や生活習慣(私が言うところの「文化」)は良い教材となる。ペルーの場合、素晴らしい歴史を持っているので、世界各地から観光客が訪れる。実際のところ、ペルーを訪れる日本人観光客の一番の目的は歴史だと言っていい。

上記の「文化」以外に、日本がペルーから学ぶことは、以下のものがある。

・(ペルーの先住民の)伝統的な知識:例えば、ペルーの伝統的なバイオ炭(Biochar)は、地球温暖化の対策に貢献し得る。

・伝統薬:ジャングルや山岳地域に住む人々の伝統薬にはすばらしいものがある。

2.貿易

日本とペルー間の貿易はまだ少ないが、自由貿易協定を結べば相互の貿易が増加する。自由貿易協定によって、日本とペルー間の距離的問題が解決するわけではないが、両国の経済成長と発展を継続するために、互いに協力関係を必要としていると私は思う。

ペルーにとっては、非伝統的産物を輸出する良い機会となる。日本は、世界で最も高い平均寿命を保持している。その要因の一つは、日本人の生活習慣であり、健康的な食生活が挙げられる。マカやカムカムというペルー原産植物の輸出にとっては、良い機会となるだろう。

3.教育

残念ながら、日本の奨学金を獲得することのできるペルー人は少ない。しかし、インターネットのおかげで様々な可能性が生まれた。例えば、オープンコースウェア(OCW)という無料大学講義システムだ。OCWは、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発され、日本でもこれを採用する大学が増えている。

OCWは、途上国にとって、すばらしい教育の機会を提供してくれている。基本的な技術の分野で、ペルーが学ばなければならないことはまだたくさんある。OCWによって、多くのペルー人が日本の教育の恩恵を受けることが可能となるだろう。

日本と途上国間の交流・協力を増やすためにはOCW講義を提供する日本の大学が増加することが望ましい。OCWのような教育を通しての協力は、資金援助を通しての協力に取って代わることが出来る。

以上のように、技術や文化だけでなく、ペルーと日本の両国間で交流や協力する場合には、様々な形があると私は思う。相互の交流を強化するためには、日本人、ペルー人ともに、両国の言語を習得することが重要だ。

英語は国際言語だが、スペイン語を使用する国も世界中にある。そんな中、先進国経済が不況に陥っているため、途上国における投資機会が増加している。南米においては、ペルーなどスペイン語圏諸国に多くの外国人投資家が参入している。日本でも、スペイン語を学ぶ人は増えていくのではないだろうか。

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