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デモを忘れた日本vsデモで政策変更する民主主義国 -仏はマクロンの強硬策を変更させ、香港は逃亡犯条例を撤回に追い込む-

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<冷静なロンドンの反トランプデモ>

 政策変更までさせていないが、トランプ大統領が日本に次いで国賓で訪問したイギリスのデモも見事である。

 日本はゴルフ、炉端焼き、相撲見物と豪華な観光旅行であり、令和初の国賓客として歓迎ムード一色だったが、同じ友好国のイギリスは違っていた。市民が怒り、トランプに帰れコールを起こし、子供じみた発言を揶揄する赤ん坊のトランプ人形をおっ立てて、トランプ訪英に反対する数千人がデモ行進をしている。これには労働党のコービン党首やイスラム教徒カーン・ロンドン市長も呼応している。EU離脱のブレグジットを持ち上げているトランプに対しても、国民は人種差別的な言動や国際合意を軽視する姿勢に対して冷静に冷や水を浴びせたのである。

<日本も反原発、反TPP、反安保法制デモは大きなうねりとならず、政府も無視>

 さて、改めて我が日本をみるとお寒いかぎりである。

 2015年秋、反安保法案のデモが国会周辺を取り囲んだ。家族から止められたのを断ち切って戦争体験をした70代80代の年輩者が多く参加したが、若者が中心ではなかった。Old liberalistが中心で政府も無視していた。

 地方を疲弊させるTPP反対デモも、農民や一部の消費者を巻き込んで各地方で行われたが、アメリカにべったりの政府にとっては馬耳東風だった。その挙げ句、肝心のアメリカがトランプ大統領の出現で入らず、TPPは他の6カ国でスタートするという頓珍漢な結果となった。そして、今トランプの訪日時にまた参院選後に妥協と暴言を吐かれているのに、波静かである。

 反原発デモも、金曜日の「官邸前デモ」がずっと行われていたが、大きなうねりを起こすまでになっていない。

 私は何もデモをして、交通渋滞を起こしたり、通りに面した店の窓ガラスを割れと言っているのではない。国民が怒るところには怒っていいのではないかと言いたいだけだ。

 そこまでいなかくとも、せめて選挙に行き、怒りと意志を示すことだけはしてほしいと思っている。

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