- 2019年06月30日 11:25
AirPodsを使わないのは人生を8割損している……気がする!信者による第2世代AirPodsのレビューと便利な使い方を紹介
1/2
今年3月に発売されたAppleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」の第2世代(以下、「第2世代AirPods」と表記)ですが、購入して以来フィールドテストを兼ねてさまざまに使い倒していたにもかかわらず、レビュー記事を書き忘れるという大失態を犯した筆者です。すみません。
ま、まぁ、あれですよ、3ヶ月間のロングテストを踏まえたレビューということで……。
笑えない笑い話はさておき、恥ずかしげもなく公然と“AirPods信者”を自称し、第1世代となるAirPodsから数えて3台もAirPodsを購入し続けている筆者にとって、第2世代AirPodsは見た目こそまったく同じであるのに、その使用感の圧倒的な違いに立ちくらむほどの衝撃を覚えました。なにしろ第2世代AirPodsは、語弊を気にせず表すなら「普通に使える」のです。
感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は第2世代AirPodsの魅力やあまり知られていない小技、そして便利に使いこなすためのHow Toをお教えします。

■「普通に使える」嬉しさ
第2世代AirPodsを使い始め、最初に驚いたのは遅延の少なさです。はじめに「普通に使える」と書いたのはまさにこの点のことで、ゲームなどのアプリの音声出力を第2世代AirPodsで聴いていても、遅延がほとんど気にならないのです。
初期型となる第1世代AirPodsでも不自然さを感じるほどの遅延はありませんでしたが、それでも音楽ゲームなどは少々厳しそうな印象がありました。しかし第2世代AirPodsでは圧倒的に遅延が減り、音楽ゲームも普通に遊べてしまうほどです。一般的なゲームアプリなどであれば、音の遅延は言われなければ気が付かないでしょう。
公式には第1世代AirPodsよりも30%遅延を低減したとのことですが、体感ではさらに短くなっているような印象すらあります。明らかにズレを感じる遅延量とズレを感じさせない遅延量の境界線が、丁度第1世代と第2世代の間にあるような感覚です。

音質に関しても第1世代から若干改良された印象です。
絶対値としての音質では、Bluetooth接続によるAACコーデック圧縮を行っているため改善にも限界がありますが、第1世代AirPodsよりも音圧が若干高く、同じ音量設定だと第2世代AirPodsのほうが少し大きめに聴こえます。
特に高音部の伸びと低音部の張りを僅かに強調するチューニングが施されており、良くも悪くもフラットな音質だった第1世代AirPodsよりも街中や電車の中など、高周波と低周波のノイズ(騒音)の多い場所でのリスニングに合わせた良調整だと感じられました。

■歩きながらでもバッテリー残量が分かる。そう、AirPodsならね
ではAirPodsの便利な使い方や小技などをお教えしましょう。まずはバッテリー容量の確認です。
基本的にはiPhoneとの接続時にホーム画面やロック画面で右にスワイプして表示できる「ウィジェット画面」にバッテリー残量が表示されますが、iPhoneを操作しなくてもAirPodsの充電ケースをロック解除したiPhoneに近づけ、ケース蓋を開けるだけでバッテリー残量は確認できます。

また、第2世代AirPodsからはSiriの音声呼び出しにも対応しているため、街中を歩いている際などiPhoneの画面を見られない場面では、「Hey, Siri」と呼びかけてSiriを起動し「AirPodsのバッテリー残量は?」と尋ねるだけで、音声で教えてくれます。
充電ケースのバッテリー残量も一緒に知りたいときは、「AirPodsのバッテリー容量は?」と尋ねると、AirPods本体のバッテリー残量と共に教えてくれます。
なお第1世代AirPodsの場合は、後述するダブルタップ操作の変更でSiriの呼び出し操作を設定すれば、iPhoneなどの親機の操作をせずに音声でバッテリー残量を知ることができます。

このほかSiriを使った音声のみのアシスタント活用例としては、天気予報やメモの作成、目的地までのナビゲーションなどがあります。
街中などでの音声操作は若干恥ずかしさを感じる方もいますが、慣れれば非常に便利な機能です。iPhone本体を取り出さずに行える操作を覚えておくと良いでしょう。
