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【プライムデー】、過去最大となる48時間セール!ウォルマートなど250社が対抗セール?

■ネット通販最大手のアマゾンは27日、プライム会員限定にした「プライムデー(Prime Day)」セールを15日(月曜日)から48時間かけて開催することを発表した。

プライムデーは2015年、創業から20年を迎えることを記念し始めた時限セール。2015年は7月15日、2016年は7月12日、2017年は7月11日、昨年は16日に開催した。

アマゾンによると、昨年のプライムデーでは1億以上の商品が購入され、売上高はサイバーマンデーやブラックフライデー、プライムデーを超えたとしている。

今年のプライムデーは開催時間を昨年から12時間延長して48時間で行う。

5回目となるプライムデーは開催国も昨年のアメリカやイギリス、スペイン、メキシコ、日本、インド、イタリア、ドイツ、フランス、中国、カナダ、ベルギー、オーストリア、オーストラリア、シンガポール、オランダ、ルクセンブルクに中東も加わり18か国で行われる。

プライムデーは年会費119ドルのプライム会員限定のセールだが、非会員でも30日間のお試し無料会員に登録することでセールに参加可能となる。

セール対象商品はテレビなどの家電や家具のほか、キッチン用品、食料品、日用品、おもちゃ、ファッションアイテムなど、幅広いカテゴリー100万点以上となる。

またアマゾン・エコー・シリーズやファイアTV、ファイアタブレット、キンドルといったアマゾン製品に、アマゾンのプライベートブランド(PB)も格安となる。

プライムデーの一環として歌手のテイラー・スウィフトをメインゲストに迎えた、プライム会員だけが視聴できるプライムデーコンサートを7月10日に生配信する。

過去最大となるアマゾンのセールに大手チェーンストアは黙ってみているわけではない。オンラインセールを行いながら、ネットで注文した商品を店で受け取るボピス(BOPIS: Buy Online Pickup In Store)のキャンペーンを行うのだ。

ターゲットはプライムデーに露骨に対抗して同じく15日と16日に「ターゲット・ディール・デイズ(Target Deal Days)」セールを開催する。今年で2回目となるターゲットの会員資格不要セールでは、アパレルやホーム雑貨、玩具など数千の商品を値引きながら、注文から最短で数時間後にはピックアップでき、当日宅配もうけられるのだ。

ターゲットの自社クレジット&デビットカードの「レッドカード(RedCard)」で買い物した自動的に5%引きにもなる。

世界最大の小売り企業のウォルマートもプライムデーに張り合い7月14日〜17日にかけてオンラインセールを行う。ウォルマートでは35ドル以上の注文で2日間配送や翌日配送などが無料となる他、ピックアップタワーを利用すれば店で数秒で受け取れるオプションも用意されている。

ターゲットやウォルマートの他、ベストバイやコールズ、メイシーズ、さらにはオンラインストアのeベイなども対抗セールで参戦するのだ。

全米最大のオンラインクーポン紹介サイトのリテールミーノット(RetailMeNot)では、プライムデーに対抗して今年は250社がセールを行うとみている。同社の調査ではプライムデーが始まった2015年に7社のみがセールを行っていた。今年は昨年の194社から46社も増えることになるとの予想だ。

結局のところ競合を交えプライムデーが盛り上がれば上がるほど7月に開催されるブラックフライデーとの認識が広がり買い物イベントが1つ増えることになるのだ。

トップ画像:ターゲットのカーブサイド・ピックアップ「ドライブアップ(Drive-Up)」の専用スペース。ターゲットではアマゾンのプライムデーに対抗しながら、当日ピックアップや宅配をプロモートする。

アマゾン・プライムデーに対抗してセールを行う企業数推移。全米最大のオンラインクーポン紹介サイトのリテールミーノットプライムデーでは今年、プライムデーに対抗して250社がセールを行うとみている。同社の調査ではプライムデーが始まった2015年に7社のみがセールを行っていた。今年は昨年の194社から46社も増えることになるとの予想だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日本でプライムデーの認知度が高くなればなるほど大手チェーンストアの競合店も参戦します。これもアメリカ小売業と同じ道を歩むことになるのです。

課題はストアピックアップなどが整備されていないこと。つまりアマゾンに対抗しているアメリカ小売企業のように実店舗をもつ強みがまだないことが問題なのです。ウォルマートのオンラインストアで購入してストアピックアップにすると巨大自販機のようなピックアップタワーでの受け取りになります。一度これで受け取るとピックアップが楽しくなります。

アマゾンロッカーの3日間に対してピックアップタワーは7日間保管できるので余裕もあります。何より受け取りバーコードをスキャンして5秒程度で注文品が目の前に現れるのは感動ものです。ピックアップタワーのプロモーションでもプライムデーに対抗できるのです。ターゲットもデリバリーのシプツやドライブアップもありますから。

日本の小売り企業もそろそろ重い腰を上げて対抗する時がきています。といっても数年先かな。

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