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会議は踊るからこそ進む

中島岳志先生との対談で、なるほどと思ったことを一つを思い出しています。

高坂正堯先生の古典的名著
「古典外交の成熟と崩壊」。

その中で、19世紀初頭のヨーロッパの体制構築を目的としたウィーン会議が迷走する事態を「会議は踊るされど進まず」と揶揄した言葉があるが、まさに踊りや談笑で、一見無駄な時間を過ごしている様な機会を積み重ねることで、欧州各国が互いに信頼醸成をし、「ヨーロッパ」という共同体意識の基礎を構築することができた、と。

大阪開催のG20は、我が国が初めて議長国を務めています。

今回は、安保、5G、デジタル経済、米中、暗号資産、サイバーセキュリティー、保護主義、ポピュリズムと無限の課題があり、世界の方向性を決する2国間会談も積み重ねられていますが、難航するであろうバイ会談の着地点、方向性を見出す為の、大局的な大枠の合意点や雰囲気を醸成することもG20の重要な使命であるはずです。

報道等では問題点の指摘ばかりが目立ちますが、歴史的視座で、鳥観的な視点から、次につながる成果は何かという観点も重要であると考えます。

「よきことはカタツムリの速度で進む」(ガンジー)

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