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今治のタオル工場で技能実習生のブラック労働 誤認された企業が「うちではない」声明発表

画像は同社に掲載された声明のキャプチャ。色調は編集部で加工。
画像は同社に掲載された声明のキャプチャ。色調は編集部で加工。

タオルの製造・販売を行うオルネット(愛媛県今治市)は6月25日、同社が外国人技能実習生を劣悪な環境で働かせているのではないかというネットの噂を、否定する声明を発表した。

きっかけはNHKが6月24日に放送したドキュメンタリー番組『ノーナレ』。番組では、愛媛県のタオル縫製工場で働くベトナム人技能実習生たちが取り上げられた。婦人服や子供服の製造という名目で雇われた28人だったが、実際にはタオルの製造をさせられているとして、このうち4人が昨年、NHKに助けを求めていた。

7時半から夜10時過ぎまで働かされ、何かあれば「ベトナムに強制帰国させる」と脅されるという。残業時間は過労死ラインの2倍以上である180時間にも上るが、支払われる残業代は40時間分のみ。厳しいノルマが課せられ、会社の敷地の、窓のない狭い寮に28人で生活していたことも明かされた。

「当社は関連会社を含め、技能実習生の雇用をしておりません」


助けを求めた4人は支援団体によって保護された。会社には行政の調査が入ったが、その後も労働環境の改善は見られないという。その後、さらに数人が保護されたが、会社に残ったうちの1人が今月下旬、脳出血で倒れ、意識不明の状態が続いている。

ネットでは番組に衝撃を受けた視聴者が多く、「今治タオルもう買わない」などの声も挙がった。番組内で企業名は伏せられていたが、報道された会社の外観などから、実習生が働いていたのは森清タオルだと断定する声が高まった。

こうした批判を受け同社は25日、公式サイトに、

「6月24日にNHKの『ノーナレ』という番組で今治のタオルの縫製工場が取り上げられました。当社ではないかという問い合わせが何件か寄せられていますが、当社は関連会社を含め、技能実習生の雇用をしておりません。今後もみなさまに愛される会社を目指して参りますので、よろしくお願いいたします」

という声明を掲載。ネット上での噂を否定した。また、タオル工場の労働環境について最初に取り上げたEテレ『バリバラ』の公式ツイッターも同日、

「昨夜の『ノーナレ』でバリバラに出演してくれた技能実習生たちをあらためて取材しました。ただ、取り上げた会社とは無関係な会社がネットに出ています。問い合わせや苦情が殺到し、困っておられます。控えて下さいますようお願いします」

と注意喚起している。

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