記事

アダルトコンテンツで素顔を晒すこと。


TwitterのDMにこんな相談が寄せられた。
(本人の個人情報保護のため、一部修正してます。)

*********************************
現在、わたしはアダルトコンテンツを扱う会社で働いています。
この度、あたらしいアプリがリリースすることになりまして、そのアプリの活性化のために私自身が素顔を出して発信していきたいと思っています。

しかし、未だにアダルトコンテンツは悪いイメージがあるし、パートナーも顔出しすることでショックを受けると思うんです。
やりたいと思いつつも、正直、まだ素顔を出す覚悟ができていないです。
まおりさんが顔出しで精神的に気をつけていることなどあればお聞きしたいです。よろしくお願いします。
*********************************

も・・・もしかしたら、私のその場の返事で彼女の人生に大きな影響が出るかもしれない。

そんなことを考えていたら、簡単な返答で返すべきではないと感じ、彼女の了解を得て、私が自分の言葉に責任を持つべき”この場”を借りて、今現時点での考えを残しておこうと思った。

彼女から私への質問は、「顔出しをして性について発信していく中で、精神的に気をつけていることは何か?」ではあるが、
まずは、

本当に「顔出し」をすべきかどうか?

についてある程度私の意見をまとめた後に「気をつけていること」をここに書いていきたいと思う。

因みにTwitterでも何度も発信しているが、
私としては、素顔を出して性に関して発信することは極力辞めた方がいいと思っている。

「は・・・?全面に顔出ししてるてめぇが何言うか?」と疑問に思われる方もいるだろうが、
私は誰に対しても、素顔を出すことを勧めたことは一度もない。

一度でもネット上に素顔を載せたら、半永久的に残る可能性があることなので、安易に勧めたくないのだ。

それでもどうしても、顔出しをしたいのであれば下記2つは一旦考えてみることを勧めたい。

①それは「顔出し」しなければ実現できないことなのか?

私が、人に会うことが嫌になって、過去の友人に会えなくなったり、2chでエロ女と悪口を叩かれても何故素顔を出すことを選び続けたと言うと、

素顔で発信することによって、「マスターベーションという行為は当たり前の欲求である。」というのを知っていただきたかった。

色んなデメリットが考えられたが、いずれはむしろそれをバネにして、一生生きていこうと思った。

「本当に素顔を出す必要性はあるのか?」と自分自身に問いて問いて問いた結果、出す必要性と覚悟があるなら出せばいいと思う。

しかし、匿名だからこその発信力という大切さにも気づいて欲しい。

中学、高校、大学の同級生。
様々な人に見られるかもということを考えながら発信していると、やはり本音の部分を語れないところも出てくる。

仲良くさせていただいている雑誌記者の方が、「実名を出さないと信憑性がないと周りから言われるが、匿名じゃないと本音の部分をさらけ出してくれないんです。」と嘆いていたときに、私も大きく同意をした。

個人情報を出すことによって、信頼性がUPする。

しかし、個人情報が出ないからこそ”面白い本音の部分”が出てくるのだ。

編集さんに頼まれて”覆面座談会”に出ることがあるが、素顔を出さないことによって赤裸々にお話ができて自分も楽しい。

素顔を出さずに赤裸々に話すという選択肢もあるという事を一度考えてみてはどうだろうか?

②”今”だけでなく”未来”のライフプランを考えてみてほしい

「一度でもネット上に素顔を出せば、一生残る。」

大げさかもしれないが、こう思っておいた方がいい。

今、「顔出しをして性について発信するんだ!」と気持ちが高まっていても、その”今”が終わった先はどうだろうか・・・?

数年前、私と似たように顔を出して性について発信している女性がいたが、辞めたあと、色んなメディアさんに削除依頼を出しているという話を風の噂で聞いた。

”今”が終わったその先、
結婚相手の親御さんに嫌がられたら?
子供がそれを見つけたら?

自分がどれだけ、気持ちがあっても。
信念があったとしても。
やっぱりまだまだ偏見がある。

ちゃんと説明すればわかってもらえることが多いのだが、言ってしまえば、「ちゃんと説明しなければ理解されにくい職業」なのだ。(勿論、それを変えられるように、今後も性にまつわる発信をしていきますが。)

だからこそ、決断をする前に一度「(仮)未来設計」を考えてみて、”メリット”を見つけてほしいのだ。

どんな風に生きたいのか。それは、顔出しするメリットがあるのか?

少なくとも、顔をさらけ出して性について語る女性は希少価値が高いので注目されるであろう。

その注目された先に・・・

その会社の中で「なくてはならない人」として自分の存在を確立させ、昇進を目指して生きていくのか。

会社を辞めたあと、顔出しをして性について発信する女性ライターとして生きていくのか。

上がった知名度を武器に、性に関する会社を興すのか。

一旦(仮)未来設計図を頭の中で考え、10年後を想像してみて、あなたにとって「顔出しをしてよかった!」と思えるようなメリットを一つは見つけてほしいと思う。

私が顔出しで気をつけていること

長々と語ってしまいましたが、この2つは是非一度考えてみてほしいなと思った。

そして、もしあなたが素顔を晒してアダルト系の会社のコンテンツに出るという決断をしたら、このようなことを気にして欲しいなと個人的に思う。

①住所がわかるような発言はしない。

芸能人ならまだしも、”会社員”として素顔出すと、会社の住所が公表されているので身の危険が0ではない。

やろうと思えば、出社時間に待ち伏せだってできるのだ。
自分宛てに会社に訪問される可能性もある。

だから少なくとも、住んでいる地域についての発信は気をつけた方が良い。

②性的対象として見られることが異常に多い。精神的ダメージも大きい。自分だけど、自分じゃない存在として分離させる。

「性について発信すると性的対象として見られる」という違和感は、常日頃から感じている。

この偏見は根強く残っているので、発信することによって、自分が傷つくことも増えてくるだろう。

最初は思いもよらない誰かの発言に対して傷ついてしまうこともあるだろうが、もういっそ”自分”とは分離させて、自分が作り上げた”性について発信するキャラクター”だと思うようにした方が良い。

その方が傷つくのも減る。

③顔出しする意義について、どこか文章に残しておく

自分が何故リスクを背負ってまでその決断をしたのか。

どこかに書き残して欲しい。それは公開してもいいし公開しなくたっていい。ちゃんと自分自身で腹落ちすることも大切だし、大好きなパートナーに仕事を説明する時にその文章を送ることも良いと思う。

嫌なことが続くと「なんでこれやっているんだっけ?」と自分で自分が見えなくなるときはあるかもしれない。その時のためにその気持ちをどこかに書き残していくことをおすすめする。

以上、色々と綴ってみたが、私自身、性を顔出しで語ることはすごく意味のあることだと思う。

でも、安易にフォロワー増加や会社のために決断するとかじゃなくて、自分のリスクとデメリットも考えた上で決めて欲しい。

ネット上の画像は、中々消えない。

傷つく前に、一度しっかり考えて欲しい。

*****

実はこの質問&記事は2018年12月に書いていたものです。
公開する必要はないのかな?と途中で思ったので、noteの下書きに閉じ込め、この内容を丸々彼女に送りました。
今、何故noteで公開する気になったかと言うと、顔出しする大切さと共に匿名であることの重要性も書きたくなったからです。

因みに、この質問をしてくださった彼女とは、あれから何度かコミュニケーションをとっているのですが、今のところ、彼女は顔出しを選択していません。

私のこの、手紙?ブログ?返信?を読んで、

「匿名であることのメリットも大切だと思いました。いつかは顔を出すかもしれないけど、今は一旦しないでおきます。彼氏のこともちゃんと考えたいので。」

と言っていました。

性の偏見は、根強く残っています。

だからこそ「誰かがやっているから自分も大丈夫」って安易に思ってほしくない。

大切な自分自身と、大切な家族と、大切な人について一度考えて欲しいです。

あわせて読みたい

「女性」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    韓国が対日想定した空母を建造か

    木走正水(きばしりまさみず)

  2. 2

    テレビ見ぬ若者のN国支持は当然

    日比嘉高

  3. 3

    対韓規制で安すぎサムスンに打撃

    tenten99

  4. 4

    吉本トップ 行政責任で辞任せず?

    渡邉裕二

  5. 5

    韓国に反日の損失知らしめるべき

    安倍宏行

  6. 6

    法に背く吉本 政府は取引やめよ

    郷原信郎

  7. 7

    韓国の対日手段に米国がストップ

    高英起

  8. 8

    れいわ山本氏落選は恐るべき戦略

    かさこ

  9. 9

    日本財団会長 元SMAPをTVに出せ

    笹川陽平

  10. 10

    よしのり氏 吉本社長は人情ある

    小林よしのり

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。