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Nスペ『第1集「宇宙人の星」を見つけ出せ』は最悪だった

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1兆分の1の確率で、地球のような惑星と知的生命が存在するなら、4000億個の恒星に宇宙人の惑星があることになる。

赤色矮星が注目されているのは、主星が小さくて暗いため、地球サイズの惑星を検出しやすいからでもある。
ただし、太陽系から比較的近い星に限られる。遠くなるほどに、赤色矮星そのものが観測しにくくなり、惑星も見つけにくくなる。
また、トランジット法は、地球から見て恒星と惑星軌道が重なる位置、つまり真横から見えていないと使えない方法だ。

生命の存在そのものは、赤色矮星の惑星でも可能だろうが、機械文明を生み出す知的生命体の存在には適さないだろう。過酷すぎる環境は、生物の進化にも制限がかかるからだ。生存するのにギリギリの環境では、体を大きくしたりする必然性がない。進化を可能とするには、生命にとって余裕のある環境があってこそなんだ。

深海の熱水噴出口が、生命の起源かもしれないともいわれている。そこに生息するバクテリアや甲殻類は、その環境に留まっている限り、進化は進まない。発生は深海だったにしても、生命は極限環境から出て、新たな環境に適応し、エネルギー代謝の新しい方法を身につけ、海から地上へと生存環境を克服した。

それが進化であり、進化とは生存のための冗長性、つまり余裕を生み出すことでもあった。
その余裕が、体を大きくし、脳を発達させ、知性の目覚めへとつながった。

熱水噴出口の近くに、深海人がいないのは、極限環境では進化する余地がないからだ。
同じことが、赤色矮星の潮汐ロックされた惑星にもいえる。
植物的な生命の可能性は高いが、動物的な生命は疑問符がつく。せいぜい微生物止まりのような気がする。

生命の形態は、地球型である必要はないが、地球にこのような生命が誕生したのは、これがオーソドックスな形態だからだと考えられる。

とするならば、「宇宙人」と呼べる知的生命体が存在する可能性は、我々の太陽と同等の恒星で、地球と同等の惑星である方が見込みはある。宇宙人を探すのなら、太陽と同じG型主系列星の中から探すのが道理というもの。

太陽系外惑星と地球外生命を、「宇宙人」に短絡させてしまった番組の作りは、情けないほどに科学オンチの発想だ。太陽系外惑星を真面目に研究している科学者を、バカにしているようにも見える。

第2集はブラックホールの話題らしいが、どういう科学オンチぶりを晒すのやら……。

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