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【Amazon Go】、スタバのコーヒー販売でAIやコンピュータービジョンの限界を実証!?


■レジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーのニューヨーク2号店は、スターバックスのコーヒーを販売している。

キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾンゴーは人工知能(AI)やコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができる革新的な店舗。

アマゾンゴーによるセルフサービスのコーヒー販売はシアトル3号店(300 Boren Ave N, Seattle, WA 98109)でも先月から提供している。

マンハッタン・ミッドタウンにあるNY2号店(300 Park Ave, New York, NY 10022)ではコーヒー3種(ブロンド、ミディアム、ダーク)を各ポットで提供しており、スタッフが45分毎に淹れかえていく。

またミッドタウン店ではエスプレッソなどを提供するセルフサーブ・マシンも置いてあり、エスプレッソの他、アメリカノ、カプチーノ、ラテ、ダブル・エスプレッソ、カフェモカ、シナモン・ドルチェ・ラテ、バニラ・ラテ、キャラメル・ラテ、ヘーゼルナッツ・ラテ、シュガーフリー・バニラ・ラテ、ホット・チョコレート、バニラ・スティーマーの12種類も提供している。

コーヒーカップは350mlのトール・ワンサイズのみで、コーヒー3種を一律1.85ドルで販売。エスプレッソ等は2.85ドルとなっているが、現在は1.85ドルに料金を下げて販売中だ。

 アマゾンゴーは専用アプリにあるQRコードで入店すると、エントランスのゲートが開いて入店できる。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」だ。

入店と同時に天井に設置されたカメラやセンサーによって利用者の行動が追跡される。棚にも重量センサーが装備され、商品を手に取る行動もトラッキングするようにもなっている。店から持ち出した商品はアマゾン・アカウントにあるクレジットカードに自動的に課金される。

カメラやセンサーで得たデータから商品の動きを把握し、人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して正確に決済する。

一方、ジャスト・ウォーク・アウトのアマゾンゴーには今のところ不可能な販売方法がある。それは買手の希望する分量だけ計って売る、量り売りだ。量り売りの代表的な商品は野菜や青果などの生鮮食料品だ。

アマゾンゴーでは最近、シアトル1号店でバナナやリンゴなど青果の一部を販売しているものの、量り売りではなく数量で販売している。

アマゾンゴーのコーヒー販売について疑問が生じる。それはコーヒーをいくらそそいでも一律の金額なのか?という点だ。これを実証してみた。

 アマゾンゴーのコーヒー販売は提供されている350mlのコーヒーカップにマイ・タンブラーの持ち込みもOKとなっている。そこで複数の大サイズ・タンブラーに注いだ場合、コンピュータービジョンやAIがそれを見分けることができるのか?を試してみたのだ。

タンブラーの代わりに空のコーヒーカップを2つ持参し、コーヒーを注いでみた。肉眼では明らかに二人分を注いでいることがわかる。しかしアマゾンゴーのeレシートをみると一人分しかチャージされなかった。

次にアマゾンゴーにあるコーヒーカップを一度に二つ抜き取り、コーヒーをひとつづつ注いでみた。

一つのカップにコーヒーを注いでいる時、(両手がふさがっているため)もう一つは台に置いておかなければならない。誰が見ても二人分を注いでいる姿となる。しかしこちらも一人分しか課金されていなかったのだ。

少なくとも現段階では、コンピュータービジョンやAIが量り売りを認識できないどころかカップ数も把握できなかったことになる。ただAIはスキルを向上させることが可能なため、今後は注いだコーヒーのカップ数を認識できることになるのかもしれない。

 アマゾンゴー・ミッドタウン店には平日の朝8時30分頃に行ったが、ビジネスマンが次々にコーヒーを求めてやってきていた。コーヒーがなくなるスピードが速く、スタッフも大忙しで補充しなければならない。

結局のところ、コンピュータービジョンやAIよりもコーヒー販売を増やした分、人件費が上昇することのほうが問題だ。

トップ画像:アマゾンゴー・NYミッドタウン店ではセルフサービスでスターバックスのコーヒーを販売している。


コーヒーはブロンド、ミディアム、ダークの3種類で各ポットで提供しており、350mlのワンサイズのみのコーヒーカップで料金は1.85ドルだ。マイタンブラーを持ち込んでもOKだ。


エスプレッソなどを提供するセルフサーブ・マシンも置いてあり、エスプレッソの他、アメリカノ、カプチーノ、ラテ、ダブル・エスプレッソ、カフェモカ、シナモン・ドルチェ・ラテ、バニラ・ラテ、キャラメル・ラテ、ヘーゼルナッツ・ラテ、シュガーフリー・バニラ・ラテ、ホット・チョコレート、バニラ・スティーマーの12種類を1.85ドルで提供している。使い方はコーヒーカップを置いてスクリーンにあるメニュー・ボタンを押すだけだ。


アマゾンゴーにあるコーヒーカップを一度に二つ抜き取り、コーヒーをひとつづつ注いでみた。一つのカップにコーヒーを注いでいる時、(両手がふさがっているため)もう一つは台に置いておかなければならない。誰が見ても二人分を注いでいる姿となる。


しかしこちらも一人分しか課金されていなかったのだ。タンブラーの代わりに空のコーヒーカップを2つ持参し、コーヒーを注いでみたが、こちらも一人分しかチャージされなかった。


アマゾンゴー・ミッドタウン店には平日の朝8時30分頃に行ったが、ビジネスマンが次々にコーヒーを求めてやってきていた。コーヒーがなくなるスピードが速く、スタッフも大忙しで補充しなければならない。結局のところ、コンピュータービジョンやAIよりもコーヒー販売を増やした分、人件費が上昇することのほうが問題だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンゴーに容量の大きい複数のタンブラーを持ち込み、スターバックス・コーヒーを1.85ドルで大量にジャスト・ウォーク・アウトする...そんな貧乏性で、せこくて、さもしいビジネスマンはニューヨーク・マンハッタンにいないと思います(笑)。後藤が知りたかったのはジャスト・ウォーク・アウトの実力。なぜならばスーパーマーケット業界でテストが始まっている、お客がスキャンしながら最後はアプリ上で決済するモバイルチェックアウトには解決できない課題があるからです。モバイルチェックアウトでボトルネックになるのが量り売り。

コンピュータービジョンやAIを駆使して量り売りもジャスト・ウォーク・アウトもできるようになれば、それこそ買い物革命です。残念ながらアマゾンゴーでは量り売りどころかタンブラーやカップの数の認識もまだできていませんでした。ただAIのスキルアップよりも朝、コーヒーポットを入れ替えるために必要なマンパワーが問題ですかね。

アマゾンゴーのコーヒー販売で明確に言えることは、余計にスタッフが必要になるということ。とりあえず未だにアマゾンゴーを無人コンビニだと言っている人がいれば、ミッドタウン店に行ってください。

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