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規制緩和で事故が起きたわけじゃない。むしろ典型的な政府の失敗だろう


関越自動車道でのツアーバスの事故を受けて、「規制緩和のせいで事故が起きました。」という人がいるようだ。

そもそも、事実に照らしてそれはおかしいといえる。

ここ にあるように規制緩和後も死亡事故や負傷事故が増えているわけではない。


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だから今回の事故は非常に不幸な出来事ではあったけれども、これを捉えて規制緩和のせいで事故が増えたというのはおかしいだろう。事故が増えない一方でより安い移動手段を提供することで多くの消費者が便益を受けていたと考えるべきだ。

一方でNHKのニュースでやっていたのだが、現在は670キロ以上の場合に二人乗りになるがそれ以下の場合には一人乗りでいいらしい。実際には500キロ程度が多くのバス運転手が考える一人で運行できる限界で多くの会社が自主的に500キロ程度を基準に二人乗りにしているという。

しかし、なぜか国土交通省による規制は670キロ。そして、ツアー会社の中にはその政府による規制を捕まえて、バス会社に670キロ以下なんだから一人乗りで運行してコストを下げることを強要する会社もあるという。

政府のルールを守っているんだから何が悪い?それで事故が起こってもオレのせいじゃないし。国民の税金でまかなってもらいますよ。という論理はどこかの電力会社と同じといえるだろう。政府による規制はビジネスの世界ではそれさえ守ればよいという非倫理的な行動を招くことはしばしばある。

もちろん、670キロというルールも非現実的といえるだろう。だから、あえて言うならば今回の事故は典型的な政府の失敗というべきものだ。

このように政府による規制の有効性は常に疑問が残る。今回の事故は本当に不幸な出来事だが、これを機に業界に自浄作用が働けばよいし、事故を起こした会社は潰れればよいというだけだ。一方で格安の高速バスの恩恵を受けている人の数は計り知れないのだから。

どんなに安全に気を遣おうとも人間がやることである以上は事故は起こりうるし事故をゼロにするためのコストは膨大であるからだ。

まあでも、事なかれ主義の民主党と官僚様のことだから。。。。規制しろ。規制のための人員と予算をよこせってなるのかなあ。さすがにそれだけは勘弁してもらいたいものである。

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