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イランがしかける「探り」

今日のメリーランドは昨日よりも雲が少なく晴れております。

さて、昨日紹介したグリギエルのプロービングについて一言。

普通にグーグルなどで「プロービング」と検索すると、なぜか歯周病の検査のトピックが出てきますが、グリギエルらの言葉の意味合いは、少し違っておりまして、端的にいえば

「アメリカと正面からの軍事紛争にならない程度の、探り的な切り崩し」

ということになります。

もちろんそれを実行しているのは、具体的にはアメリカのライバルであるロシア、中国、イランということになるわけですが、彼らがその攻撃対象として狙うのは、当然のように圧倒的な軍事力を持つアメリカそのものではなく、その子分である

アメリカの同盟国たち

となります。

しかもこの同盟国たちは、基本的には中規模国家から小国であることが多く、それらはすべからくライバルであるロシア、中国、イランという「三大枢軸国」のそばに位置する

リムランドの国々

となります。本書の中から図を引用しますと、以下のようになります。

この色のついた国が、それぞれリムランドの「フロンティア」(前線)に位置していて、彼らが三大枢軸国から受けるのが「プロービング」だ、というのです。

これを今回のイランの案件に応用して考えてみますと、たとえば日本国籍のタンカーに向けたイラン革命防衛隊とみられる組織による爆破攻撃などは、

同盟国に対する攻撃ではあるが、わざわざアメリカが出てきて正面からイランに対処する案件ではない

というロジックにより、イラン側による「プロービング」の成功、となるわけです。

時間がないので続きはまた明日。


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