- 2019年06月19日 19:19
「モバイルバッテリーは命綱」 地震発生時に必要な行動や防災グッズとは
18日午後10時22分頃、山形県沖を震源とする地震があり、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱を観測した。
気象庁によると、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・7と推定される。気象庁は山形、新潟、石川の各県沿岸に津波注意報を発表し、新潟市で10センチ、山形、石川の沿岸でも微弱な津波を観測した。
津波注意報は19日午前1時2分に解除された。
「今後1週間程度は同程度の地震に警戒をしてほしい」と気象庁が呼びかけるなど今後も予断を許さない状況が続くと考えられる。
余震が起きた際など、今後どう行動するのが良いか。東日本大震災などの経験をもとに、防災情報の提供を行っている仙台市防災・減災アドバイザーの及川由佳里さんに話を聞いた。
「机の下に身を隠す」は基本中の基本
最大震度6強の揺れが起きた今回の地震のように、身の危険を感じた際にどう行動するのがいいのか。及川さんは「基本中の基本ですが、机の下に身を隠して、揺れが収まるまで安全を確保することが一番大切です」と話す。
小・中学生や高校生であれば、定期的に学校での避難訓練などで避難動作を繰り返しているため、地震発生時、とっさに対応できることが多い。しかし、大人の場合、家具を支えるなどの行動に走ってしまうことがあるという。及川さんは「まずは何より身の安全を確保することが重要。机などがない場合は、座布団や枕などで頭を守るといいでしょう。また、普段から家具に転倒防止の金具をつけることも大切です」と指摘する。
揺れが収まって、避難所などに向かう時も注意が必要だ。移動中に余震が起きる可能性もあるため、最短ルートをたどるよりも、危険の少ない道を選ぶほうがいいという。「ブロック塀や古い看板、ガラス張りの建物や固定されていない自動販売機などがあるかどうか、普段から確認しておくことが大事です」。
モバイルバッテリーは命綱
災害に備えて、日ごろから防災グッズを準備しておくことも重要だ。及川さんは水・食料、懐中電灯、生活必需品などのほか、大切なのはスマートフォン用の「モバイルバッテリー」だと話す。
「情報の確認や安否確認の連絡などスマホは災害時に欠かせない存在です。しかし、今回のように停電が起きてしまうと充電が切れてしまう恐れもあります。日ごろからモバイルバッテリーを持ち歩くくせをつけておきたいですね」
また、持病などの薬を忘れて避難してしまい困るケースも多いという。及川さんは「普段使用している薬を防災グッズとして準備しておくといい」と話す。

避難所での数日間の生活に備えるための「非常用持ち出し袋」も準備しておいた方がいいという。
乾パンや栄養食などの「調理せずにそのまま食べることができる食料」や感染症を防ぐためのマスクなどだ。また、被災地ではキャッシュレス決済ができなくなることもあるため、現金を持って出ることも重要。幼い子どもがいる場合は、紙おむつやおしりふき、液体ミルクなどを準備しておきたい。「避難所になくてつらかったとよく聞く」と及川さんが話すのは歯磨きセットだ。場合によっては数日間、避難所で生活することになるため、衛生状態を保つ道具をすぐに持ち運べるよう、普段使いのものとは別に準備しておくといいという。

「いちばん大事なのは普段から災害に備えて準備しておくこと」と話す及川さん。「今回の地震はまだ余震の可能性もあります。もし準備していないという方がいれば、早めに防災グッズをそろえるべきです」。
情報収集は県や市町村のホームページで
地震などの災害などが起きた際、必要となるのが自分がいる場所の被災状況や避難所の情報などだ。スマホやネットの普及で情報にアクセスしやすくなったが、及川さんは「SNSなどではデマやフェイクニュースが流れることも多々あります」と警鐘を鳴らす。
「確実な情報を得るためには、県や市町村、内閣府などの公的機関のホームページを確認するといいでしょう」。
iPhoneのバッテリー消耗を減らす方法
今回の地震では山形・新潟両県で計9千戸以上が一時停電した。災害時には緊急連絡や情報収拾、災害用伝言板への接続などにスマートフォンが必要となる。停電が起きた際にiPhoneのバッテリー消耗をできるだけ減らす方法を紹介する。
・画面を暗めに設定 ・必要時以外はWi-Fi・Bluetoothをオフ
・「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」から「視差効果を減らす」をオン
・「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」をオン
◆【停電中の方へ】iPhoneのバッテリー消耗を減らす方法
https://twitter.com/livedoornews/status/1140989844132249601
津波は20〜30cmでも危険 すぐに避難を
気象庁によると、山形、新潟、石川の各県沿岸で津波注意報が発表され、新潟市で10センチ、山形、石川の沿岸でも微弱な津波を観測した。津波注意報は、2016年11月の福島県沖で起きた地震以来という。19日午前1時2分に解除された。
日本気象協会によると、津波から身を守るポイントは
・地震の揺れが収まったら「津波」を意識する。
・強い揺れや弱くても長い揺れの地震があったらすぐに避難
・揺れを感じなくても普段から津波情報に注意
の3点。
津波の威力は非常に強く、20~30cm程度の高さであっても、水が一気に押し寄せてくるため、健康な成人でさえ流されてしまうことがあるという。大津波警報・津波警報が発表された場合は、市街地などへの浸水の危険性があるので、一刻も早く高台など安全な場所へ避難するべきだという。
◆津波 非難の心得(一般財団法人 日本気象協会)
https://tokusuru-bosai.jp/refuge/refuge04.html
4つの伝言方法、ガソリンスタンドの安全性… 意外と知らない災害時の知識
避難した後、家族や知人との安否確認や緊急連絡などで役に立つのが災害用伝言サービスだ。伝言方法や避難場所などの災害時に役に立つ知識を三井住友海上火災保険株式会社がホームページにまとめている。
同社によると「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板」「災害用伝言板(web171)」「災害用音声お届けサービス」で、固定電話や携帯電話・PHS、またインターネットを通じて、伝言する音声の録音やメッセージの入力、再生・確認を行うことができるという。
また、危険と思われがちなガソリンスタンドだが、実は一般建築よりも耐火性・耐震性が優れている建物だという。2016年11月現在で、発電・給水設備を備えた「災害対応型給油所」は、全国290か所に設置されており、災害発生時等にライフラインが止まってしまった場合でも、給油や水の供給を行うことができる。
◆意外と知らない災害時の知識(三井住友海上)
https://www.ms-ins.com/special/bousai/taisaku/tips_10/
緊急時に役立つLINE機能
上記の災害用伝言サービスのほかに、被災時に安否確認に役に立つのが『LINE』だ。LINEの始まりは、東日本大震災を目の当たりにした社員の「こういうときにこそ、大切な人と連絡を取ることができるサービスが必要だ」という想いだ。「既読」マークは、相手が緊急事態で返信すらできなくてもメッセージを読んだことが伝わるように、と付けた機能。
災害時のホットラインとして使用できる機能がLINEには複数ある。
例えば全員に現状を知らせる「ステータスメッセージ」。「友だち」ページで自分の名前の横に表示されるメッセージのことで、この部分に自身の安否情報を記載すれば、LINEで友だちになっている人全員に見てもらうことができる。
また、トーク画面の「+」マークから 「位置情報」を選ぶと地図が表示される。スマートフォンのGPS機能をONにしていれば、自分の居場所が表示され、そのままトーク画面に送ることができるため、自分の居場所がわからなくなっても、家族や知人に位置を伝えることができる。
◆災害時に役立つLINEの活用方法
http://official-blog.line.me/ja/archives/54801265.html
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