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- 2012年05月08日 08:00
「事故が起こっても手立てがないような状態のものを動かしてまで電気がほしい、なんてちょっとガクブルですだよ」もんじゅ君×津田大介対談
4/6もんじゅ君、2冊本を出す
津田:職業ニートと呼ばれているもんじゅ君、本2冊出しているんですね。一冊は平凡社さんから出している「おしえて! もんじゅ君―これだけは知っておこう 原発と放射能」と、それと……。もんじゅ君:「動員の革命 」!
津田:これは僕の本ですね。すいません、ステマありがとうございます(苦笑)。そうじゃなくて。
もんじゅ君:ステマですだよ。
津田:もうひとつ出しましたね、河出書房新社さんから出している、「さようなら、もんじゅ君---高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし 」という本も出していて。「ニートなのに作家」というとこないだ芥川賞をとった田中さんみたいな感じなんですけど、そもそもなんでもんじゅ君は本を書こうと思ったの?
もんじゅ君:Twitterをやっていてもやっぱりリツイートしたりお気に入りのボタンを押すだけじゃ世の中は変わらないんじゃないかって、ずっと思っていたの。
津田:これ、そんなようなことを書いていたのが、「動員の革命」と言っていいのかな?
もんじゅ君:「動員の革命」!
津田:実際に世の中を変えたいと思ってもなかなか活動出来る人や、本を出そうと思ってもなかなか出せるわけじゃない。
もんじゅ君:タブラ奏者のU-zhaanという人が「ムンバイなう。 インドで僕はつぶやいた 」っていうTwitterの本を出していたんだね。それでご相談してみたら、「もんじゅ君も出せばいいじゃん」って言って下さったの。それで企画書を作って出版社さんに売り込んだんですだよ。
津田:これ、本自体はどういう内容なんですか?
もんじゅ君:平凡社の「おしえてもんじゅ君」は、原発と放射能の基本的な情報を35のQ&Aで解説した本ですだよ。
津田:これはもんじゅ君1人で書いたの?
もんじゅ君:うん。文も絵も、書いたのは僕一人ですだよ。でも、間違っていたら困るから監修として、左巻健男先生と大島堅一先生に内容を見て頂いたんですだよ。正確になるよう気をつけましただよ。
津田:これコメントだと、「1兆円返せ」とか厳しめのコメントもありますが。
もんじゅ君:ちょっと何を言っているかよくわからないですだよ。
津田:はははは。もう1冊、河出書房新社さんから出した「さよならもんじゅ君」という本の内容を教えて下さい。
もんじゅ君:こっちは、僕、高速増殖炉もんじゅは何のために生まれたのか、なぜここにいちゃいけない子なのかを自伝風につづってみました。核燃料サイクルとか、再生可能エネルギーの話もしていますだよ。
津田:この本を読んだ人から「さよならもんじゅ君は泣ける」、というコメントもあります。どっちも小学生の高学年くらいなら読めるぐらい、わかりやすい内容になっていますよね。
もんじゅ君:ありがとうですだよ。僕照れちゃいますだよ。
左巻健男教授がステージへ
津田:ここで助っ人をお呼びしましょう。「教えてもんじゅ君」の監修をされている法政大学生命科学部教授の左巻健男先生です。左巻:こんにちは。
津田:左巻さんよろしくお願い致します。
もんじゅ君:わーい。左巻先生はじめましてですだよ。その節はお世話になってありがとうございましたですだよ。
津田:お二人は初めてなんですね。
左巻:初めてなんです。
もんじゅ君:原稿のやり取りをしただけで、実際にお会いするのは初めてなんですだよ。
津田:どうですか? 実際にお会いした感想は?
左巻:いや、かわいい…かな?
津田:かわいいっっちゃかわいいんですが、デカいよね。
左巻:俺もデカいけどね。
もんじゅ君:感激です。
津田:なんかあれなんですよね。もんじゅ君の本を書く時に、原稿を直す時、ゲラに赤字を入れる時に、わざわざもんじゅ弁で「ですだよ~」と書いて直してくれたとか。
左巻:なんかすごい大変だったですだよ~って。
津田:左巻先生は、このもんじゅ君の本を作っていく上で大変だったことはありました? ちゃんとした原稿を書いていました?
左巻:ちゃんとした原稿だったので、そんなに大きく直したところは無いですね。
津田:もんじゅ君、なんか動きが不穏になってきましたが。大丈夫?
もんじゅ君:こんなに大勢の人の前で話すのは初めてで、疲れちゃったですだよー。ちょっと休憩してくる~。
津田:もんじゅ君が疲れているっぽいので、一旦はけます。また後で出てくると思います。ここまで左巻さん見てらっしゃって、どうですか? 一応会話として成立していました?
左巻:ちょっと、危ないところがありましたよね(苦笑)。
津田:せっかく左巻先生にお越しいただいたので、この原発の話や放射能に対して素朴な疑問などをお話いただければと思います。原発事故からその後放射線被害や被曝とか、気になるところがあるんですが、本を書かれたということで、もんじゅ君が消えているので欠席裁判するっぽい感じが嫌ですが。もんじゅ君の話をしたくて、もんじゅ君って「自分はもう働きたくない」と言っていたのですが、左巻先生は高速増殖炉もんじゅに対してどういう思いを持っています?




