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のん渋谷WWW X公演レポート「やまないピーポー! 皆のリベンジにも幸あれ!」

渋谷WWW Xにてワンマンライブを行なったのん(Photo by 南賢太郎)

女優・創作あーちすと のんが、2019年6月16日、東京・渋谷WWW Xにて1stミニアルバム『ベビーフェイス』リリース記念ワンマンライブ「”ベビーフェイス"ライブ!」を開催した。一般チケットが即日完売したプレミアムライブの様子を独自レポートでお届けする。

『ベビーフェイス』には、元GO!GO!7188のフロントマン、ノマアキコとユウの2人による提供曲2曲と、のん自身の作詞作曲4曲(内、1曲はボーナストラック)が収録。今回のワンマンライブは、昨年末の「横浜赤レンガ 毎日がクリスマス」以来のワンマンとなり、チケット一般発売は即日完売と注目度の高さを見せた。

開演前のBGMには、のんの青春時代のヒーローでもあるGO!GO!7188の楽曲が会場に流れていた。定刻の17時半になると会場が暗転し、注意事項の説明と練習やレコーディングのオフショット映像が流れ、ステージの白幕が一気に外れ落ち、のんとバンドメンバーが登場。ステージ上部には雪の結晶のようなセットが設置されており、のん自身も銀色に煌めく衣装と銀のトゲがついたカチューシャを飾っていた。いつもの赤いテレキャスターではなく、サーフグリーンのストラトキャスターのギターを携えているのも印象的だった。



1曲目は今回のライブのタイトルでもある『ベビーフェイス』より「やまないガール」を披露。イントロから曲に合わせて拳を上に伸ばして会場を煽るのん。「ショージキに生き生きればいい」、「ショージキに歌歌えばいい」と伸び伸びと歌う姿に、会場も盛り上がりを見せた。「やまないガール、やまないボーイの皆! ベビーフェイスライブ一緒に楽しみましょう!」と観客を煽り、「モヤモヤ」、「憧れて」、「蒼い灼熱」、「涙の味、苦い味」と、ミニアルバムの収録順に曲を演奏。「憧れて」を歌い終えた後には、1曲目の「やまないガール」の意味や、デモ音源をもらった時に「これは私の曲だ!」と心に響いたエピソードを披露した。そして「やまないガール! やまないボーイ! やまないピーポー!」とコール&レスポンスをし、会場を盛り上げた。どの楽曲でも間奏になると客席の近くまで歩み寄って見せつけるようにギターをプレイし客席から歓声が上がり、どんどんテンションが上がっていくのん。



ミニアルバム収録の5曲を演奏し終えると、のんが中学時代に友人と組んでいたGO!GO!7188のコピーバンドのエピソードを披露。「そのバンドのラストライブで上手く演奏できなかった曲をここでリメイクしたいと思います」の一言と共に、GO!GO!7188の「雨上がり アスファルト 新しい靴で」をカバー。演奏しきると会場では大きな拍手と歓声が沸き起こった。ドラムの力強いビートに合わせて「リベンジ成功だー! やまないガール聴いてたかー! やまないボーイ聴いてたかー! やまないピーポー聴いてたかよー! 皆のリベンジにも幸あれ!」と、満面の笑みで語り、お馴染みの赤のテレキャスターに持ち替えた。

そして、自身が人生で初めて作った曲で、JUDY AND MARYを意識したという1stフルアルバム収録の「へーんなのっ」を披露。イントロでは、ギターのひぐちけいとの絡みも見せるなどフロントマンとして堂々としたパフォーマンスと表情を見せるのん。続けて「正直者はゆく」、「あることないこと」を披露しMCを挟んだ後、「のんは忌野清志郎が好き」とを聞いた矢野顕子が彼女の清志郎を想う気持ちへのアンサーソングとして作詞作曲した「わたしはベイベー」を披露。「清志郎なら励ましてくれるはず」、「清志郎なら歌ってくれるはず」と忌野清志郎への想いを軽やかな曲調に合わせて会場に伝えていき、「ご機嫌だぜベイベー!」と叫んで曲を締めくくった。のんから忌野清志郎へのリスペクトと愛に溢れたパフォーマンスで会場を魅了した。

高野寛作詞作曲の「スーパーヒーローになりたい」、ザ・クロマニヨンズ真島昌利作詞作曲の「さあいこう」、サイン波奏者/即興演奏家のSachiko Mが作詞作曲を手掛ける「RUN!!!」と、のんにとってのスーパーヒーロー達が作ってくれた楽曲を披露し、爽やかなアップチューンの勢いそのままに本編は終了。



アンコールでは、オフィシャルグッズのTシャツを着てメンバーが再び登場。「アンコール曲を用意していないので皆さんの中から募集したいのですが……」とのんが言うと、会場から様々な楽曲の名前が飛び交う。のんが「よし決まった! 私の心の中は決まりましたよ! やまないガール!」と高らかに言うと、再び「やまないガール」へ。1曲目で披露した時よりも、ステージ上で飛び跳ね、拳を突き上げて会場を盛り上げ、バンドメンバー達に絡んでいくのん。どんどん自由に自分を表現していく彼女の姿に、会場は一番の盛り上がりを見せて大盛況のままライブは幕を閉じた。

今回のライブでは、常に会場内の全員に響かせるようにファンの顔を見つめ続けるのんの姿が印象的だった。また、ファンを盛り上げるパフォーマンスやバンドメンバーと曲を感じ合う姿に、表現者として更に成長していく過程に会場が魅せられた。のんの更なる飛躍の可能性に期待したくなるライブだった。

文:蝦名康平
フォトグラファー:南賢太郎





セットリスト
1. やまないガール
2. モヤモヤ
3. 憧れて
4. 蒼い灼熱
5. 涙の味、苦い味
6. 雨上がり アスファルト 新しい靴で(GO!GO!7188カバー)
7. へーんなのっ
8. 正直者はゆく
9. あることないこと
10. わたしはベイベー
11. スーパーヒーローになりたい
12. さあいこう
13. RUN!!!
EN1. やまないガール


<リリース情報>

のん
『ベビーフェイス』
発売日:2019年6月12日(水)
収録曲数:5曲+ボーナストラック1曲
リリース形態:CD20P 撮り下ろしブックレット付)
価格:1944円(税込)

=収録曲=
やまないガール / 作詞:ノマアキコ・作曲:ユウ(チリヌルヲワカ)
モヤモヤ / 作詞作曲:のん
憧れて / 作詞作曲:のん
蒼い灼熱 / 作詞作曲:のん
涙の味、苦い味 / 作詞:ノマアキコ・作曲:ユウ(チリヌルヲワカ)
※ボーナストラック
この街は / 作詞作曲:のん(岩手銀行CMソング)

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