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熟年夫婦 旅行は日帰り、帰省は単身で行ったほうがいい理由

仲良くやっていくために…

 長年連れ添った夫婦でも、時として息苦しさを伴うことがある。熟年夫婦のストレスを緩和するためには、「絶妙な距離感」と「生活の工夫」が必要だ。

 夫婦で寝室を別にする「夫婦別寝」の効果が高いことは、すでに広く知られている。いびき、歯ぎしり、寝相の悪さ──などといったパートナーによるストレスから距離を置くことができる。

 寝室に限らず、日常の至るところに「夫婦一緒にしたほうがいいこと」「やってはダメなこと」がある。夫婦の証言から、その最適解を探っていこう。

◆旅行は日帰りで出かけるのが「〇」

 余裕のある時間を使って、旅行を計画する熟年夫婦は多い。現役時代は頻繁に海外への家族旅行に行っていた元保険会社社員のAさん(71)だが、子供が独立し、自身がリタイアしてからは、夫婦での旅行はもっぱら「日帰り」だという。

「自宅で過ごす時間が増えると、やっぱり気分が鬱々としちゃいますからね。時には気晴らしにどこか遠くへ出かけたほうがいい。

 でも旅行となると、道中は夫婦でずっと一緒にいることになる。だから、日帰りくらいの時間がちょうどいい。ケンカもせず、楽しい思い出もできてお互いハッピーです」

 そのAさんが選ぶのは、主に「ツアー旅行」だ。

「あっちに行きたい、これが見たいって意見が分かれると、結果どちらかが折れないといけないわけで、知らず知らずのうちに不満がたまってしまう。

 私は戦国時代の遺構や城が好きですが、妻はそんなものには一切興味ない。妻が大好きな花や植物は、僕には全部同じに見える。ツアーなら、行き先はどこも有名観光地でバランスも取れていますし、どこに行くかで揉めることもない」

◆実家への帰省は単身で

 子供がいるうちは、盆や正月に家族揃ってお互いの実家に帰省するのがイベントだった。だが子供が就職や結婚で家を出たとなれば、事情が違ってくる。元教師のBさん(63)は、ここ数年、単身で実家に帰っている。

「妻は、子供が小さい頃はニコニコ帰省に付き合っていたけど、本当は苦痛だったみたいです。

 それに親が歳を取ってくると、話題も病気や介護の話ばかりですからね。あとは、やれ葬式はどうするとか、墓はどうだとか、相続だとか。妻と一緒に帰省したら、踏み込んだ話もできないからかえってちょうどいい」

※週刊ポスト2019年6月21日号

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