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【クローガー】、スキャン、バッグ、ゴーのアプリが向上!端末撤去でアプリだけになる?


■全米最大手スーパーマーケットチェーンのクローガーは、ラルフスなど傘下のスーパーマーケットで導入しているセルフスキャニング端末「スキャン、バッグ、ゴー(Scan, Bag, Go)」のアップデートを行っている。

スキャン、バッグ、ゴー(SBG)は、店内にあるスキャニング端末で商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステム。スキャニング端末のバーコードを読み込ませることで、端末とレジを同期させ簡単に会計ができる。買い物をしながら商品をそのままエコバッグに詰め込み、商品の合計金額の確認も常に可能だ。

スキャニング端末だけでなく、モバイル・アプリの「スキャン、バッグ、ゴー(SBG:Scan, Bag, Go)」もスマートフォンにダウンロードして使用できるようになっている。SBGアプリではクレジットカード決済も可能となっており、レジを通らずに買い物を終わらせることができるのだ。

SBGアプリの今回のアップデートではアプリとレジを同期する速度が格段に向上している。また商品をスキャン後のカート画面では数量の変更が簡単になっている。

 ハードウェアのSBG端末はラルフスのポイントカード「ラルフス・リワード(Ralphs Rewards)」のバーコードをスキャンして使用する。SBG端末の「スキャン(Scan)」ボタンを押し、端末から放射される線を商品のバーコードにあてて読みこんでいく。

SBGアプリの場合は、登録しておいたメールアドレスとパスワードでログインしておくのだ。

バナナなどの青果品やチョコレートなどのバルクフードの量り売りでは、商品のプライスカードにあるバーコードをスキャンすると「計量が必要です(Weight Required)」と現れ、価格が入っていない商品名のみの表示となる。そのあと、SBG専用デジタル計量器にあるバーコードをスキャンし同期させ、野菜などを計量器に置くと自動的に加算される仕組みなのだ。

 SBGの量り売りで特徴的なのは、まとめて計量できることだ。野菜や果物をピックするたびにデジタル計量器で測る必要がないのだ。

バナナやトマト、リンゴなどの量り売り商品のバーコードを読み込んだあと、デジタル計量器を同期させる。そうすると、ピックした野菜など1種類づつをデジタル計量器に置くように、アプリやSBG端末に指示が現れるのだ。

デジタル計量器に置くと自動的に重量と価格がアプリや端末に表示されるので確認ボタンをタップしていく。まとめて計量できるので売り場から計量器まで往復する手間が省けるのだ。

 またSBGでは買い物の途中でSBG端末からアプリに切り替えることも可能となっている。

SBGアプリを起動後にリワードカードのバーコードを読み込ませると、「セッション(買い物)が重複しています。セッションを移動しますか?」と聞いてくるのだ。「移動する(Transfer)」ボタンをタップすれば、それまでスキャンした端末の商品リストがSBGアプリに転移する。

アプリから端末の移動も可能となっており、その場合も端末でリワードカードを読み込ませる。会計はレジにあるバーコードを読み込ませると端末とレジが同期して、現金等で支払うことになる。

一方で、SBGはレジで商品を出すこともないため、スキャン後に売り場でそのまま商品をエコバッグに詰めることができるのだ。

 クローガーは傘下のスーパーなど400店舗でSBGを拡大しており、食品スーパーによるキャッシャーレス技術の導入は加速される。

トップ画像:ラルフスにあるセルフスキャニング端末「スキャン、バッグ、ゴー(Scan, Bag, Go)」。アップデートが難しいので、いずれ撤去?



スキャン、バッグ、ゴーのアプリとレジの同期速度(今年1月3日に撮影)。



6月7日に撮影したアプリとレジの同期速度。同期スピードが格段に速くなっているのがわかる。


商品をスキャン後のカート画面(バージョンは2.6)


バージョンアップ後(3.1)では、カート画面状での商品数量の変更が分かりやすく、簡単にもなっている。価格も大きくなっている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤は普段からラルフスに行ってはスキャン、バッグ、ゴー(SBG)で買い物をしてセルフスキャニングの生産性を研究しています。以前からハードウェアのセルフスキャニング端末を使うお客はあまり見かけませんでした(スクリーンが小さくてカート画面が見にくい)。一方でSBGアプリでスキャンしながら買い物をする人はよく見かけるようになりましたね。SBGアプリは頻繁にアップデートしているためか、使いやすさが格段に向上しているのです。

ハードのバージョンアップには機材を入れ替える必要があり難しいです。したがって、セルフスキャニングはモバイル・アプリで対応するほうがベスト。ただしSBGアプリにも大きな課題があります。SBGアプリを使う場合、起動後にいちいちメールアドレスやパスワードを入力してログインする必要があります。顔認証で即座に使えるようにしてもらいたいですね。SBGアプリは現在、バージョン3.1となっています。

いずれスキャン、バッグ、ゴーのセルフスキャニング端末は撤去されるのではと予想しています。SBGアプリで十分ですから。

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