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トランプ米大統領、ノルドストリーム2計画巡り制裁検討


[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、ロシア産ガスをバルト海経由で欧州に輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」プロジェクトを阻止するため、制裁措置を検討していると明らかにし、ドイツに対しエネルギーでロシアに依存しないよう警告した。

トランプ氏はポーランドのドゥダ大統領とホワイトハウスで会談した際、記者団に「米国はロシアからドイツを守る。ロシアはドイツから莫大な資金を得ている」と述べた。

同パイプラインを巡っては、東欧、北欧、バルト海の諸国が、欧州でロシアの経済的影響力が増すとして警戒感を示している。一方、石炭火力および原子力発電からの脱却を目指すドイツは安定的なガス供給を必要としており、同国の多くの政治家とエネルギー企業がノルドストリーム2計画への支持を表明している。

同計画はロシアの天然ガス独占企業ガスプロム<GAZP.MM>が主導し、独ウニパー<UN01.DE>、独BASF<BASFn.DE>傘下のウィンターシャル、英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>、オーストリアのOMV<OMVV.VI>、仏エンジー<ENGIE.PA>が合わせて50%を出資している。

先月には米国のペリー・エネルギー長官が、ノルドストリーム2プロジェクトに携わる企業に制限を加える制裁法案が「そう遠くない将来」に明らかになると述べた。

同計画に参画する欧州の企業に制裁を科せば、ドイツやオーストリア、フランスなどとの関係に悪影響を及ぼすことになる。

ペリー長官はこれまで、米国産の液化天然ガス(LNG)を売り込むために欧州諸国を訪問している。オバマ前米政権もノルドストリーム2に反対していた。

トランプ氏は、同計画によって、「悪い事が起きた場合にドイツはロシアの人質になる」と警告した。

米国のLNG企業が欧州諸国と長期供給契約を結ぶ事例はこれまであったが、米国から欧州に輸出されるLNGはパイプライン経由のロシア産ガスよりも概して価格が高い。

*内容を追加しました。

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