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年収2600万・交際費2000万…麻生大臣に庶民の苦労がわかるか

 金融審議会が出した報告書が物議を醸している。この報告書には、65歳で定年退職して95歳まで生きる夫婦の場合、毎月約5万円、30年間で約2000万円が不足するという試算が出ている。年金への不信と相まって、批判が噴出、麻生太郎金融担当大臣はこの報告書を「受け取らない」と表明した。

 6月11日の記者会見で麻生氏は、「(報告書が)世間に著しい不安とか誤解とかを与えているとのことで、これまでの政策スタンスとも異なっているので、担当大臣としてはこれは正式な報告書としては受け取らない」と話した。

 ちなみに麻生氏は、報告書の発表当時「100(歳)まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか? オレはないと思うね。今のうちから考えておかないといかんのですよ」と余裕の発言をしていた。

 だが、麻生氏に余裕があるのは当然だろう。祖父は吉田茂、義父は鈴木善幸でどちらも元首相。実家は福岡で約80社を束ねる「麻生グループ」の御曹司だ。政界のなかでもトップレベルのセレブといえる。かつて本誌が取材した、麻生氏のセレブエピソードを並べてみよう。

●麻生太郎のために麻生グループが小学校を新設した

●1976年のモントリオール五輪に、クレー射撃の日本代表として出場している。参考までに、クレー射撃は、始めるまでに200万円ほどの費用がかかる

●1979年、衆議院選挙に初出馬したときの演説で、開口一番「下々の皆さん」と発言

●セレブ発言は何度も話題に。「ホテルのバーは安くて安全」、「(カップ麺は)最初に出たとき、えらく安かったと思うが、いまは400円ぐらいします?」など

●政治団体の2017年度の収入総額は1億9700万円。2017年3月22日には、1日で約170万円の飲み会。年間合計の飲み会代は約2000万円(収支報告書より)

●渋谷区、福岡県飯塚市、軽井沢町などの不動産は合計で推定40億円
(2017年12月の資産公開)

●歳費・大臣給与 年間約2600万円
 毎月146万6000円、ボーナス約830万円(2018年)

 特に目を引くのが、飲み会代だ。2017年度の飲み会代は合計約2000万円。今回の報告書で明記された老後に必要な資産も2000万円。麻生氏にとって、2000万円とは1年間の交際費用にすぎないのだ。

 かつて政治評論家が、麻生氏の収支報告書について、本誌にこう語っている。

「豪放磊落ぶりがうかがえます。金に糸目をつけないとまでは言わないが、気にしながら使うタイプではない。寂しがりなのか(笑)、やたらに会合が多い。ともかく政治活動費の支出が非常に活発で、飲食は高級店が多い。どんなに遅くても、少しの時間でも毎日のように行く特定の店がある。昔の大物政治家によくいたタイプです」

 ボンボン麻生氏に、庶民が抱える「老後の不安」など、とうていわかるはずもない。

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