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老衰という死因 生理的な高齢者の反応 弱っていく時間が死因名を定義

前回の記事含めて、高齢者医療のリアルが少しずつさらけだされてきています。高齢者医療の専門家高山先生はご自身のFBで6月9日辛辣なコメントをされています。

そんな中の死因で老衰が第3位となった記事が2つ出ています。
死因病名に「肺炎」ではなく「老衰」と記載する医師が増加か? 三大死因に「老衰」が初ランクイン

2018年、日本人口は44万超の減少、「老衰」が死因第3位に浮上―厚労省
(日経メディカルは会員専用です。すいません。)

日経メディカルからです。
>同ガイドラインは、「易反復性の誤嚥性肺炎のリスクあり、または疾患終末期や老衰の状態」の場合には、「個人の意思やQOLを重視した治療・ケア」を行うこととし、患者背景を考慮した上で積極的な治療を行わないことを初めて推奨した。

>死亡診断書の死因病名が「肺炎」「誤嚥性肺炎」とされていた症例の多くは、実際には肺炎が直接の死因ではなく、加齢性変化による衰弱などによって死亡しているといわれていたが、同ガイドラインの発行を契機に、誤嚥性肺炎で死亡した場合にも、死亡診断書の死因病名に「肺炎」ではなく「老衰」と記載する医師が増えてきていると推測される。
そう、見た目の死因は「誤嚥性肺炎」。でもその原因は不可逆的な老衰という今の医療では改善できない生理学的反応での往生。そう、高齢化社会、人間いつかは病気でなくても死んでいくという当たり前のことを書くようになっただけの話です。

もちろん高齢でも急性の疾患で命を落とす方の死因はそちらを記載します。だからがんの病名は減らないでしょうし、心筋梗塞、脳梗塞でも短期間になくなれば(数ヶ月前後)もちろんその病名がつきます。肺炎もそうです。誤嚥ではない肺炎で急速に死亡すれば(インフルエンザ、緑膿菌など)、たとえ入院していてもやはり肺炎の死因はつけると思います。ある意味弱っていく時間が死因名を定義するかもしれません。

メディウォッチ記事から
>2018年には「老衰」と「脳血管疾患」の順位が逆転しました。ここからは、医療・医学等の水準が高まったことが強く伺えます。
まあこの分析は少し微妙ですが、老衰、そう今の医学では治す事ができない生理学的反応は今後死因として増えていくでしょう。

でも老衰は悪い話ではありません。それを昔は大往生と言っていたのですからだから。もちろん無駄な延命治療後ではない事が必要ですが。

いい老衰を迎えるために、適度な運動、年齢に応じた食事、睡眠含む規則正しい生活をおこないましょう。

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