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ひきこもったら人はどうなるのか、報道されないひきこもり経験者の声

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 連日、「中高年のひきこもり」が話題になっています。きっかけは川崎殺傷事件と練馬での元官僚の父親(76歳)がひきこもりの息子(44歳)を殺害した事件でした。事件とひきこもりを短絡的に結びつけるのには疑問ですが、今回はひきこもり経験者・杉本賢治さん(57歳・北海道在住)は事件をどう見たのかをうかがいました。

* * *

――ご自身のひきこもり経験と現在の生活のようすを教えてください。

 私がひきこもったのは高校中退後の10代後半と、その後、大学卒業後からの20代後半です。ひきこもりの期間は累計で9年ほどですが、今も正社員としては働いていません。

 おもに清掃のバイトをしていますが、母と二人暮らしの生活費は父の遺族年金などでまかなっています。

 現在の生活は「半ごもり状態」というところでしょうか。完全なひきこもりではなく、半分ぐらいひきこもっている。

 その理由は、バイト以外に個人的なインタビュー活動をしていて、自分の働き方のために時間を割かれるからです。

 2年前から母が認知症になり、要介護状態になりました。兄弟は離れて暮らしていますので、私が母の世話をしています。

 そういう意味では「8050問題(親が80歳、ひきこもる子が50歳と親子で高齢化する問題)」のど真ん中にいますが、誰にでも起きる話であって「8050問題」はいずれ社会の問題になると思っています。

 ただ、いまの「8050問題」の取りあげ方は社会問題ではなく、社会の病理という捉え方でしょう。それはあまり生産的な議論ではありません。

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