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なぜ秋篠宮紀子さまは国民に嫌われるのか

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■「いい加減なことを書くな」と怒ることもできない

秋篠宮紀子さんは腹を立てているに違いない。

令和の時代になって、以前よりさらに紀子さんへのメディア、特に週刊誌のバッシングは激しくなっている。

しかし、紀子さんにはなぜ私がこれほどまでに、いわれのない噂や臆測でたたかれなくてはいけないのか、理解できないだろう。

横浜能楽堂特別企画公演「大典 奉祝の芸能」を鑑賞するため、着席される秋篠宮妃紀子さまと長女眞子さま=6月2日、横浜市西区(写真=時事通信フォト)

特に、娘の眞子さんや佳子さんと一緒に、公式行事やイベントに参加した時などは、「眞子さんとは一言も口をきかなかった」「佳子さんは紀子さんに『うるさい』といった」などと、紀子さんの一挙手一投足を報じられ、宮内庁関係者や秋篠宮家の事情通なる人間が、実はこれこれだと意味深な解説をする。

私だったら「いい加減なことを書くんじゃないよ」と編集部に怒鳴り込むのだが、尊いお方にはそれができない。どんなにつらくても、好奇の目にさらされようとも、国民には「ごきげんよう」とにこやかにほほ笑み返しをするしかない。

■なぜ「3LDKのプリンセス」は批判されるようになったのか

公務は多忙を極め、このところ気弱になっている夫も気遣わなくてはいけない。2人の娘たちは恋にダンスに余念がなく、母親の悩みなど聞く耳をもたない。

まさに「紀子はつらいよ」と愚痴の一つもこぼしたい気分だろうが、そうすればまた、秋篠宮家関係者に何をいわれるかしれない。

「3LDKのプリンセス」と歓迎され、気品の高い挙措ややさしい言葉遣いに、国民は魅了されたのに、なぜ、紀子さん批判が噴出するようになったのだろう。

しばらく前までメディアは、皇太子妃だった雅子さんより、紀子さんを褒めそやしていたではないか。

子供、それも男の子を産むことを“強いられた”雅子さんは、ストレスから心身のバランスを崩して適応障害になり、公務もままならない日々が続いていた。

気晴らしに実家の両親に会って食事をすれば、公務をさぼっているのにおかしいといわれ、娘・愛子さんの送り迎えや、合宿についていけば、私ばかりを優先して公を軽んじているといわれた。

■「男子の誕生」でこれ以上ない幸福感に包まれていた

それに比べ、紀子さんは美智子皇后の立ち居振る舞いを見習い、公務をこなし、夫に尽くして娘2人を育ててきた。そして、2006年9月6日には男の子を産んだのである。

皇室では秋篠宮文仁親王以来、約40年9カ月ぶりの男子の誕生であった。

皇太子夫妻には男の子がいない。このままでは男系天皇がいなくなってしまう。小泉純一郎首相(当時)が皇室典範を改正して女性天皇を認める方向へ舵を切ろうとしていた矢先だった。

まさに明と暗。紀子さんと秋篠宮家が、これ以上ない幸福感に包まれていたのは間違いなかったと思う。これが次第に暗転していくのである。

■秋篠宮家は庁内で比類なき「ご難場」として知られる

まずは週刊誌が、秋篠宮家の職員たちが、紀子さんの厳しいやり方に不満を持っていると報道し始めた。「東宮に比べて、うちは職員の人数も少ないしおカネも少ない」とこぼしているという話も伝わってきた。

たとえば『週刊新潮』(2019年1月3・10日号)は「秋篠宮家は従来、庁内では比類なき『ご難場(なんば)』として知られてきた。仕事量は言うに及ばず、宮邸を切り盛りされる紀子妃の要求なさる作業のレベルが、圧倒的に高いのである」と報じている。

病身の皇太子妃とは違う厳しさを秘めた紀子妃は、週刊誌の好餌になった。

2017年、秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんの婚約が発表される。2人は晴れやかに会見を開くが、その後、圭さんの母親の金銭スキャンダルが明るみに出たあたりから、秋篠宮家にアゲンストの風が吹き始めるのである。

その逆風は、日増しに強さを増していった。最初の火の手は学習院から上がる。眞子さんを学習院に入れておけば、あんな身元が不確かな男が寄り付くことはなかった、学習院を軽視した秋篠宮家の教育方針に問題あり、というのだ。

しかし、秋篠宮夫妻はそんな声には耳を貸さず、長男も学習院ではなくお茶の水女子大学附属幼稚園に入園させ、小学・中学も同校に進学させるのである。

■秋篠宮家は優柔不断ではないかという声が湧いてきた

そして、眞子さんの結婚問題が暗礁に乗り上げ、次女・佳子さんの自由奔放な言動が話題になる中、天皇が「生前退位」を決断する。

御代替わりを迎えれば、秋篠宮は皇位継承順のトップである「皇嗣(こうし)」になり、息子の悠仁さんが2位になる。

万が一、雅子妃が皇后になっても公務を十全に行えなければ批判が巻き起こり、皇太子が退位して、紀子さんが皇后になる日が来るかもしれない。失礼な話だが、週刊誌は「こうした事態を想定なさるにつけ、紀子妃のお気持ちがいや応なく高ぶるのは必定」などと書きたてた。

また眞子さんの結婚問題は、圭さんが弁護士資格を取得するためにニューヨークへ“逃亡”したこともあって、結論が出せないままいたずらに日数を重ねている。秋篠宮家は優柔不断ではないかという声がメディアから澎湃(ほうはい)と湧いてくる。

■「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」

一部の週刊誌は、紀子さんはこの結婚を破談にしたいと思っていると伝えていたが、それに反旗を翻したのは次女の佳子さんであった。

「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」と、圭さんとの結婚を強く望んでいる眞子さんを援護射撃したのである。

また、兄・皇太子(当時)は弟・秋篠宮に、「もっと大きな志を持ってほしい」「(新天皇になる)自分の思いを理解してほしい」という思いを近しい知人に明かしていたとも報じられた。

さらに秋篠宮が、「私は天皇になる気はない」とも取れるような発言をしたことで、軽率だ、兄の御代替わりに水を差すのか、といった声も上がったのである。

「雅子さまが皇后となられる日が決まって、妃殿下は内心面白くないのだろう」と、宮廷職員の間ではささやかれているとも報じられる。

その上あろうことか、平成が終わろうという4月26日、悠仁さんが通っているお茶の水女子大学附属中学校(東京・文京区)で、彼の机に刃物が置かれているのが見つかったのである。

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