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ファーウェイ制裁の先の可能性

映画「ゴジラ キング オブ モンスターズ」があまりに面白かったので一度吹っ飛んでしまったわたしのストレス性下痢症状ですが、時間がたって効果が薄れてきたのと、懸念材料である税務調査の日が近づいてきたせいでぶり返してしまいました。さすがに映画一発で完治、とはいかなかったようです。せっかくだし休日にまた映画見に行こうか、と考えていたのですが、運転免許証を更新しなければならなかったので映画を見る時間がありませんでした。わたし、オートバイも手放しましたし四輪車を含めて今後も一切運転をする気ないので返納してもいいんですが、年齢が足りないとわが地区では免許証返納による特典が一切ないのでやめときました。高齢になって明確に返納特典がもらえるまでは返さないで更新できるほうがいいんじゃないかと思うのですが、そのうちもっと若い年齢でも免許返納で特典ありにならないですかねぇ。そもそも一時の猫も杓子も免許とれ、の風潮が間違ってると思うのですが、まぁ無理か。

さて、10年前の再現ならず、更新はノートラブルで終わりましたが貴重な休日、時間はあまり残ってません。しょうがないので街ブラでもします。久々に某量販店に入ったら、悪い意味で話題のファーウェイのSIMフリースマートフォンコーナーが、以前より若干ですが拡大していました。「現行機種はGoogleのサポートを受けられる(意訳)」の貼り紙付きです。ファーウェイはアメリカがイチャモンつけてくる前はSIMフリー向けで一番売れていたスマートフォン、店としてもかなりの数を入荷しているでしょうからそう簡単に規模縮小とはいかないでしょうね。そういえばファーウェイのテレビCMを以前より頻繁に見かけるようになった気がします。ファーウェイとしても評判の回復に一所懸命なんでしょう。

正直同社くらいの規模だとそう簡単に廃業するわけにもいかないでしょうし、このままアメリカの圧力につぶされない、別の道を選ぶでしょう。どうやらPCに関してはどうあってもOSであるWindowsが提供されなければどうしようもないので次世代開発は無期延期、という名の事実上の撤退となりそうですが、主力商品であるスマートフォンは続けると思われます。

OSは独自OSを用意、それもAndroidのアプリが100%動くというものを開発だとか・・・。ただ、これは全く驚きません。AndroidそのものはGoogleに断らなくても問題なく使えるので、それに独自UIを搭載したり、ちょっと調整したものを独自OSとして使用することはできるでしょう。有名どころではAmazonがFireOSとして自社製タブレットに搭載したものがあります。これの中身がAndroidなのは周知の事実。問題なのはGoogleの認証が受けられないとGooglePlayを使わせてもらえないということ。どうせ中国国内では政治的事情のせいでGooglePlayはつけられないのでどうでもいいのでしょうが、問題はグローバル版。GooglePlayに公式には非対応では、まぁ若干アレなソフトを使うことで利用可能にはできるでしょうが、大っぴらに売ることはできず、販売は難しくなるでしょう。

そこであり得るのがオープンな展開です。GooglePlayなんかなくても十分な、あるいはGooglePLAYには検閲に引っかかって登録できないようなソフトウェアが落とせるサイトが当たり前のように存在する環境を育てることです。GooglePlayがなければAndroid機が話にならないのは、単にアプリのほとんどがGooglePlay経由でなければ入手できないからにすぎません。外に用意された環境がGooglePLAYに負けない、あるいはそれ以上に自由なソフトがファーウェイユーザーに使ってもらうにはむしろチャンスと考えて増えれば、「GooglePlayなんか使えなくてもいいや」と思うユーザーが増えてもおかしくありません。もともとAndroidにはGoogle主催のストア以外の選択肢はいくつかあったのです。単に品ぞろえの問題でAmazonを除いてみな撤退しただけに過ぎません。

CPUに関してもARMがライセンス止めるとかいう話出てましたが、ファーウェイは自社でCPUを作っています。ライセンスの内容にもよるでしょうが、このままARMとのソフト的互換性を残したまま、独自のCPUを製造だけでなく開発し続ける可能性もあります。具体的にはIntelに対するAMDのようにソフト的互換性を保ちながら中身は別物になっていくかも知れません。IntelとAMDはライセンス問題で長年揉めましたが、一応現在は決着した形になっています。これが判例となれば、ソフト的な互換性が認められるかも知れません。その判断を下すのがアメリカの裁判所なら100%アメリカ側の肩を持つでしょうが、ARMはイギリスですから、どうなるか分かりません。ひょっとしたらファーウェイをきっかけにスマートフォン体制は今とは全く別物になっていくかも知れないのです。

こうした推測は"たら""れば"の前提が多すぎて可能性という点で言えば大変低いです。ですが、道がないわけでもありません。スマートフォン業界がこうしてかき回され、アメリカが主導権を持つことができなくなる可能性を残すより、言いがかりレベルの圧力はやめてある程度に抑え、管理下においたほうがいいと思うんですがねぇ。そしてさっさと問題を回復し、Enjoy MAXかその後継を早く日本に正式対応させて発売させてください。ユーザーにとってより良い未来に向かいますように。

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