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「本当にあなたの子ども?」警察官から質問…手持ちのスマホで親子だと証明できる?

Leo Rivas on Unsplash

ある男性声優が、数年前に子どもと公園で遊んでいた時に警察官に「職務質問された」ことを振り返ったツイートが話題になっている。

子どもを持つ親にとって他人事ではない、こうした状況ではどのように対処したら良いか取材した。

子どもとの親子関係をどう証明?

ツイートによると、男性は子どもと公園で遊んでいたところ、巡回中の警察官に声をかけられ、自分の子どもだと証明するものはあるかを問われたという。

その際、保険証などの証明書は手元になかったため、娘が「パパ」と呼んだことは父親の証明にならないか確認したところ、子どもの発言なので難しいと返答があったとのことだ。結果的にこの男性は、スマートフォンに残っている写真で親子だと納得してもらえたと明かしている。

公園に遊びに行く時には、運転免許証や保険証を持たない、という人は珍しくないが、こうした状況ではどのように対応すべきなのだろうか。幾つかの警察署に問い合わせてみた。

都下にある警察署の担当者は「親子であることを証明するには客観的な証拠が必要になるため、女の子の発言だけでは父親だとすることはできない」と説明し、次のように話した。

「スマートフォンに親御さんとお子さんの写真があれば、家族であることの証明になります。ツーショットや家族全員での写真など、家族でなければ撮影しえないものであれば、問題ありません」

ただ、もしスマートフォンを持っていない場合には「少し時間をいただき、ご協力いただくことにご理解いただきたい」としつつ、警察官との質疑応答を通して家族関係にあることを判断できるとのことだ。

警察官の捜査にも理解が必要

ツイートを見たユーザーからは「僕も娘がいるので、こういう時どうやって証明しよう?って考えたことあります」「失礼ですね」といった声が上がったほか、「本当に難しい」「不審者が居たら誰か通報してくれると分かって良かったと思います」といった警察官の対応に理解を示す声も見られた。

生活の中に潜む様々な危険に対する安全教育のあり方を提案、普及する活動を進める「日本こどもの安全教育総合研究所」理事長の宮田美恵子氏は、こうした警察官の声かけについて次のように話す。

「お父さんが『本当に自分の娘か』と問われ、『えっ?なんでそんなことを言われるの』と驚いてしまうことは理解できます。詳しい状況まではわかりませんが、警察官には父親の立場を考え、より協力を求める姿勢が必要だったのかもしれません」

その一方で、市民の側も警察官の捜査活動には意図があることを理解する必要があるという。

「もしかしたら、近くで事件が起こるなど差し迫った状況があったのかもしれません。捜査の状況上、詳しいことは明かせないものの、何か聞きたいことがあったことも考えられます」

その上で、「一時的に不愉快な思いをする可能性はありますが、何か事件が起きている場合は、その犯人を捕まえることが我が子の安全につながる」と理解することも大切だと宮田氏。

そのようなことを踏まえ、お互いの立場を考えたコミュニケーションが取れるように協力することが重要だということだ。

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