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山里と蒼井の結婚会見で煙に巻いた? カラテカ入江の闇営業


芸能界に衝撃を与えた、お笑いコンビ〝カラテカ〟入江慎也(42)の闇営業仲介騒動。今さら、お笑い芸人の〝闇営業〟なんていうのは日常茶飯事だろうが、その闇営業が振り込め詐欺グループの忘年会だったから話は別である。「犯罪組織」ということでは、暴力団の忘年会なんかより問題だ。

騒動の発端は、7日発売の写真週刊誌「フライデー」。同誌記事によると、5年前の2014年12月27日の出来事として、「雨上がりの決死隊」の宮迫博之(49)やレイザーラモンHG(43)、さらには「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)、「ガリットチュウ」の福島善成(41)ら吉本興業の芸人が、大規模振り込め詐欺グループの忘年会に出席、自慢の芸を競ったというのだ。

この詐欺グループは、その半年後(15年6月)に、警視庁によって摘発され、主犯格も含め男女40人が一斉逮捕されたというが、吉本芸人参加で盛り上がったとされる忘年会については全く報じられてこなかった。

しかし、「フライデー」は今回、その時の忘年会の様子を撮った動画を入手したことから発覚した。

5年も前のこととは言え、さすがに記事が出ることに慌てたのか、吉本興業が聞き取り調査をしたところ、入江が出演の仲介をしていた事実を認めたため、同誌が発行される3日前の4日付で所属していた「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」との契約を解消した。早い話が「解雇」である。これも吉本流のリスクマネジメントということだろうか?

契約を解消された日に入江は東京・日比谷の帝国ホテルで講演会を開催していたことを自身のツイッターに記していたが、騒動については一切触れていなかった。しかし、6日に都内でカラテカとしてゲスト出演を予定していたエレキコミックのトークライブについてはキャンセルし、代わりにレイザーラモンRGが出演している。

島田紳助を引退に追い込んだ暴力団との交際


8年前になるが、吉本興業は島田紳助が暴力団との親密交際を公表し、芸能界を引退するという苦い経験をしている。以来、「反社会勢力との交際は全てご法度」としてきた。それは極めて当然のことである。

今回、入江は吉本からの聞き取りに「仲介した」ことは認めつつも「詐欺グループとは知らなかった」と否定したという。が、反社会勢力とのつながりが浮かんだ上に、「フライデー」には「犯罪集団に『闇営業』」なんて見出しまでつけられたら、もはや弁明の余地なし。「社のコンプライアンスに反した」「社のイメージを著しく失墜させた」と言うしか言葉が見つからなかった。

「ここ数年、吉本は大阪や沖縄など、自治体との協業に積極的ですからね。そんな時に有らぬ噂は立てられたくないってことでしょう」(芸能関係者)。

入江は、「ナンパが趣味」と公言するなど、チャラいキャラが売りとなっているが、その一方で合コンなどで広げた友達が「5000人いる」と豪語するなど、その交友関係の広さは業界内でもピカイチだった。

「とにかくコミュニケーション力があって、芸能界ばかりか、スポーツ界から政財界まで人脈があると言われていました。中でも大相撲の横綱・白鵬(34)や元女子サッカー日本代表の澤穂希(40)とも親交があった。そういったことから、今回の忘年会後の15年には副業としてコンサルティング会社『イリエコネクション』も起業しています。そんな事情もあって、ここ最近はカラテカの活動よりも、実業家としての動きの方が目立っていたことも事実です。もちろん、相方の矢部太郎(41)も漫画『大家さんと僕』がヒットして以来、漫画家としての活動が増えていたことが大きな要因でしょうけど…」(スポーツ紙の芸能記者)。

天性?とも言うべき人脈術を使って設立したコンサル会社では、芸人やアスリートのセカンド・キャリア支援事業などをメインにしていたそうだが、現在では20社と契約を結ぶほどに成長、年商は1億円にも達していたというから副業の個人会社としては立派なものだ。 しかし、こんな話もある。裏社会の事情に詳しい芸能関係者の弁。

「入江は、以前から関東連合との付き合いが噂されていた。仲間内で何かトラブルが起こると、よく間に入って仲裁をしたりしていたとも聞いている。友達が5000人と豪語しているけど、その中には当然、暴力団とか半グレと言われる集団も含まれている。いずれにしても今回、入江の仲介で闇営業をしていた芸人の中には、『吉本を通さずに金稼ぎが出来る』なんて話していた者もいたというし、六本木界隈を飲み歩きながら、俺にはバックがいるなんてうそぶいていた者もいたようです。もちろん、そのバックというのが入江とは限りませんが…」。

前述したように、忘年会への仲介について入江本人は「詐欺グループとは知らなかった」と説明し、出席した宮迫らも「何も知らずに出席した」と反省しているというのだが、普通に考えて、そこで「気づいていました」とか「知っていました」なんて答えるわけがないだろう。まして「ギャラを貰いました」なんて、それこそ税金の問題まで出てくるようなことは口が裂けても言えないだろう。

ギャラの安さが「闇営業」を生む

吉本の実態については、ほとんどの芸人がギャラの悪さや待遇の悪さをネタにするほどである。だが、現状を見渡してみると吉本のお笑い芸人に限らず、他の芸能事務所でも闇営業をしているタレントは多い。さらに言うなら、タレントに限らずマネジャーだって似たり寄ったりだ。給料が低いから闇営業をするケースだってある。その中でも目立つのが演歌歌手やアイドルである。地方でのキャンペーンの際は、予定スケジュール以外に「1〜2曲歌って」なんて、数十万の「取っ払い」の営業を入れたりするとも多々あると言う。つまり、吉本に限らず、たいていの芸能事務所は「多少は仕方がない」と闇営業を黙認しているはずだ。

闇営業が問題というのであれば、入江が、副業でコンサル会社を設立していることも問われるはず(あるいは利益の何パーセントかを吉本に支払っているのかもしれないが)。ただ、吉本にとっては入江の仲介する闇営業が、不満を訴える芸人たちのガス抜きになっていたことも確かだろう。ある意味でwin-winの関係だったと言えなくもない。

「危機管理能力の不十分さ」を指摘する声もある。しかし、今回の案件は報道されたので騒ぎになったが、これほどまでにトントン拍子に処理できたのは、忘年会のことを当時から吉本も知り得ていた可能性が大きいということだ。

それだけに、「クビ」という処分は入江も寝耳に水だったようだ。「入江一人に責任を押し付けて済ましてしまおう」と言う吉本の魂胆もミエミエ。参加した他の芸人については、「知らなかった」「覚えていない」ということで、厳重注意で終わらせたかったのだろう。しかも、絶妙のタイミングで同じ事務所の南海キャンディーズの山里亮太(42)と女優の蒼井優(33)との結婚会見をしたことで「もう、その話はオシマイ」ということになってしまった感じである。

しかし、芸人でも素人ではなく「プロ」の芸人である。常識で考えて闇営業だったら、余計にどういった人たちが集まる催しなのか、内容を聞いた上で納得して出演するはず。ところが宮迫は、この振り込め詐欺グループの忘年会で、人気デュオ〝くず〟の「全てが僕の力になる!」を熱唱したという。この曲が十八番だったのかどうかは分からないが、随分と選曲にも頭を悩ませたに違いない。ところが、それから僅か半年、逮捕劇があったわけだから、ちょっとは罪悪感があってもいいとは思うのだが…。

そう考えたら、入江はもちろんだが、出演した芸人も結果責任として「同罪」に近い処分にすべきである。吉本が「反社会勢力と決別する」と訴えるなら当然だろう。そうでなければ、所詮はトカゲのしっぽ切り。やっぱり吉本と反社会勢力のズブズブの関係は全く変わっていなかった、ってことになってしまうだろう。

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