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壇蜜「『自分の分身』と考えた?」デーブ「ヒキコモリが外来語!」次官の息子殺害事件の秀逸コメント

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 前の週に引き続いて、番組の冒頭から「中高年の引きこもり」問題で熱い議論を展開させたTBS『サンデージャポン』(6月9日放送)。

 司会の爆笑問題・太田光が自分の引きこもり経験を振り返って、

「まわりが『お前の経験、貴重だぞっ!』っていう、そういうことを言えるといいんだけど」

出典:ヤフーニュース個人(水島宏明)「太田光が『お前(引きこもり)の経験、貴重だぞっ!』とメッセージ」

と引きこもりの当事者や家族らへのメッセージを発したほか、他のゲストたちもそれぞれの思いを語った。

 なかでも元次官による引きこもりの息子事件に対して、よく考えたと思われるコメントを発したのが女性タレントの壇蜜だ。

 彼女は読書家としても知られる才色兼備の人だが、容疑者の心情に思いを馳せた。

(田中裕二)

「家庭内暴力が動機だということで今回、容疑者に同情する声も多かったですね」

(壇蜜)

「その声多かったですね。

もちろん、やってはいけないこと、やったから、こうなっていると思うんですけど、

たぶん相談できないし、自分の息子だし、自分にも責任があるし、というので、どんどん追い詰められる状態で、選択肢が一人っきりで奥さんと2人で考えて、選択肢がどんどん狭まって、極論に達しちゃったのかなというのが、

考えると心の流れがそうなっちゃったのを考えることとしてあるんですけど、

なんか『自分の分身』としても考えたのかなと、自分が生み出した『自分の分身』がこういうことになっては困るといって、

川崎の事件の影響で、それで極論に達してしまったんだなあと思うと、

もうちょっと何か途中で介入するスキはなかったのかなと思います」

(太田光)

「もしかすると、お父さんの方も普通じゃない精神状態・・・」

(壇蜜)

「たぶん、お互いに影響し合って、正気じゃなかったんだろうなって」

 テリー伊藤も、事件についてコメントしつつ容疑者である元次官の心の内をおもんぱかった。

(テリー伊藤)

「でも、ここまでやるならばですよ。身内といっても成人ですので、

(自宅からの)立ち退きの手続きとか弁護士に相談したり、いろいろな方法はあると思うんですよ。

で、実際にいろいろな家庭で子どもや親、いると困るから立ち退きをさせるというのはできなくはないんですよね。

もちろん、弁護士とか鍵を替えたりは大変なんですが、殺害する、殺すよりはまだ・・・」

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「世間体を気にして・・・」

 この後でテリー伊藤は「世間体」という言葉をキーワードに容疑者の胸中を想像するコメントを発した。

(テリー伊藤)

「そこにまた世間体を気にしてという感じがありますよね。

僕は熊沢英昭容疑者(元農水次官)は世間体を気にしていたというよりも、

『自分の不甲斐なさ』だと思うんですよ。

自分はそれこそ日本をリードしていた人じゃないですか。

その日本をリードしていた人が、なぜ自分の子どもをちゃんと育てることができなかったのかという情けなさ、というか。

よく、こういうときに、『誰かに相談すればよかった』というんですけど、

相談できるような精神状態じゃなかった。それはあると思いますね。

特にツイッターを見ると、亡くなられた息子さんが何年にもわたって自分の母親を中傷していますよね。

ということは自分よりも自分の妻が殺されるんじゃないか。そういう思いも当然あったと思います。

ですから、そういう思いでいうと、やっぱり、彼(容疑者)の強さでもあった部分の自立心というか、弱さというか、出せなかった部分があったと思うんですね」

デーブが指摘した「ヒキコモリ(hikikomori)」

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 また、中高年の引きこもり問題を「海外の視点」からコメントしたのがテレビ・プロデューサーのデーブ・スペクターだ。

 彼は「クウェート・タイムズ」という中東の新聞で、日本の「引きこもり」は「hikikomori」としてそのままの言葉で登場した記事を掲げてコメントしている。

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(デーブ・スペクター)

「今週、引きこもり現象と言われているんですが、外国で日本の『引きこもり』をそのまま、(アルファベットで)使っているんですよ。表現として・・・。

もちろん、似たような状況で家から出ない人はどの国だっています。

ところが日本の場合は特別な事情があって、日本では相談なかなかしない。世間の目を気にする。

進学のプレッシャーとか、いつでも実家に戻れるなど、日本の事情があるからこそ「ヒキコモリ(hikikomori)」と横文字で言うんですよ。

つまり、外来語になっている。『ヒキコモリ』という。今(杉村太蔵が)おっしゃった通り、(引きこもり=犯罪者予備軍、という)決めつけはよくない。日本の事情があった上での社会現象だと思うんですよね」

 この種の事件の報道については、後で新聞記事などで「専門性のない素人コメンテーターの問題」が批判の対象になる。

 確かに引きこもりの問題について、見識がある専門家のコメントがあった方が望ましいとはいえるが、この日の『サンジャポ』に関する限り、VTRで専門的な機関の取材も行なっていたし、紹介した数々のコメントは十分に多角的だということができる。

  重要なのことは、「中高年引きこもり」という深刻な社会問題をメディアが伝えるにあたって、ふだんはお笑いをベースにしたトーク番組であっても、『サンジャポ』のように、司会者の太田光をはじめとして真剣に議論するならば、その他の「ニュース番組」という看板を背負った報道番組など以上に、きちんと視聴者の胸に届くものになる、ということである。

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この日の『サンジャポ』でデーブ・スペクターが指摘したように「引きこもり」は「ヒキコモリ(hikikomori)」と言われて海外でも報道されている。

筆者にはかつて「カロウシ」という名のパブをドイツで取材した経験がある、およそ20年前のことだ。その頃には世界的に悪名高くなっていた日本の「過労死」。

 しかし、この問題を根絶するために日本の政府や社会が本腰を入れ始めたのは、つい、この2年、3年のことである。

 同じように「ヒキコモリ」について、問題解決のために政府や社会が本気になるのはいつのことだろうか。

※Yahoo!ニュースからの転載

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