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田口淳之介被告の土下座、「依存症対策としては誤った対応だと報じるべき」



 7日夜、大麻所持の疑いで逮捕・起訴されたKAT-TUNの元メンバー、田口淳之介被告と、小嶺麗奈被告が保釈された。田口被告が報道陣の前に姿を見せた際、大きな声で謝罪、およそ19秒間にわたって地面に額をつけ、土下座する姿は大きな驚きを持って報じられた。

 この田口被告の謝罪について、薬物などの依存症支援に携わってきた元経産官僚の宇佐美典也氏は「依存症支援者の間では典型的な間違った対処法だと捉えられている」と指摘する。

 「統計的には8割ほどの人が再び手を出してしまう現状がある。"もうやらない"と思ったけどやってしまった。だからまた今日からやりなおして…と、失敗を繰り返してようやくやめられるというのが一般的な回復のプロセス。だから"二度とやりません"という宣誓書を書いたり、パフォーマンスをしたりすることには何の意味もないし、むしろそうしてしまうことで誰にも言えずに隠れてやってしまうことになる。だから報道機関は田口被告の対応は正しくなかったと伝えるべきだ」。



 また、作家の乙武洋匡氏が「清原和博さんが講演でおっしゃっていた、"やめましたと言う方もいらっしゃるが、僕はそう言いきれない。"今日もやらずに済んだ、今日もやらずに済んだ、の積み重ねなんです"という言葉が本当に心に残っている」と話すと、宇佐美氏は「俳優の高知東生さんが覚せい剤で捕まった時、公判で"やめられますか"と尋ねられて、"不安です"と答えた。それを聞いて、支援者たちは"この人はやめられるな"と思ったという。

結局、薬物は意思だけではやめられない。不安な気持ちを持った上で医師に相談し、こういう時に手を出してしまうという行動パターンを分析し、環境を作っていくいくことが解決に繋がる。とくにカップルの薬物問題の場合、薬物を使用しての性行為が経験として染み付いていると非常に難しい。我々の側も、再発するものという前提で、"しょうがない、また今日からやめましょう"というスタンスで臨むべきで、"お前、やめると誓っただろ!"と言ってしまうのは良くない」と訴えた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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