
[8日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は、ルノー<RENA.PA>と日産自動車<7201.T>の提携強化のためならフランス政府のルノーへの出資比率を引き下げる用意があると述べた。AFP通信が8日伝えた。
フランス政府はルノー株15%を保有している。ルメール財務相はAFPとのインタビューで、「政府のルノー株保有比率を引き下げることが可能だ。最終的により強固な自動車産業、日産とルノーという自動車大手2社のより強固なアライアンスにつながるのならば(保有率引き下げは)問題でない」と語った。
FCAは6日、フランス政府の介入を理由にルノーに対する統合提案を取り下げると発表した。
ルメール氏は6日、国内産業が保護される限り、ルノーが他社と協業することにオープンな姿勢だと述べ、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI>との統合もルノーと日産の提携を尊重するものなら検討すると述べていた。