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35歳以上の転職で有利に働く教養は何か

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転職を意識した時、「役立つ資格を何か取得しておくべきなのでは?」と考えたことはありませんか。ベンチャーやスタートアップ企業の採用支援を中心に活躍するキープレイヤーズ代表の高野秀敏さんは、「資格で転職ができるわけではない」と言い切ります。とくに35歳以上の転職で求められる資格より大事な能力とは――。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/SB)

転職に特別な資格は必要なし

責任ある仕事に就いている女性は意識が高く、積極的に学びの機会を得ようとする傾向があります。そのため、すでに何かしらの資格を持っている人も多いのではないでしょうか。しかし僕は、転職には特別な資格は必要ないと考えています。それはなぜかと言うと、転職は資格の有無で決まるのではなく、求められている仕事ができるかどうかで決まるからです。

資格で転職ができるわけではない。そうとわかってはいても、少しでも有利に転職活動を進めたいとの思いから、大学院や専門学校、ビジネススクールなどに通う人がいます。いくつになっても学び続ける意識を持つのは素晴らしいことですが、いま一度、自分のキャリアや目指したい方向性をよく考えてから行動に移すようにしてください。

「MBA取得=勝ち組転職」ではない

近頃、MBAを取得する人が増えています。欧米では大手企業のCEOをはじめ、一流のビジネスリーダーの多くがMBAを取得しています。日本での注目度も高いのは事実ですが、面接でMBAそのものが評価されることはほとんどないと言ってもいいでしょう。というのは、MBAはひとつの単位にすぎず、実務能力を保証してくれるものではないからです。

転職で重視されるのは、前職のキャリア。もちろん、MBAを持っていれば面接でそのことについて問われることはあると思います。でもそれは、取得理由やそこから学び得たこと、MBAが自分の将来にどう生かされるのかを確認するためにすぎません。同じような評価の人材がいた場合にどちらかを選ぶとなった際には、MBAが有利に働くことはあると思います。しかし、ただそれだけと言えばそれだけ。MBAさえ取得すれば、理想どおりの転職ができるわけではないということを理解しておいてください。ちなみにMBAは資格ではなく学位なので、履歴書に書く際は学歴の欄に記載するようにしましょう。

専門職での転職を目指すのであれば、その職種ごとに必要とされる資格は持っておきたいですね。例えば不動産業なら宅地建物取引士、人事なら社会保険労務士など。公認会計士やUSCPA(米国公認会計士)、弁護士などの資格を持っている場合は、引く手あまたです。特にベンチャーやスタートアップ企業は社内の仕組みや制度を整えている最中にある会社が多いので、重宝されるでしょう。でも、そもそも会計士や弁護士の資格なんて、取ろうと思ってすぐに取れるものではありませんよね。

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