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介護の人手不足はAIロボットが解決する?日米の提携で実用化を目指す


少子高齢化が進み、介護の現場では人手不足が深刻となっている。そんななか、介護業務にAI搭載ロボットを導入する動きが進んでいる。

2本のアームで器用にものを持ち運び

Aeolus Robotics Corporationの「アイオロス・ロボット」は、周囲の環境を認識、学習できる「AIビジョンセンサ」を搭載し、2本のアームでものを掴むことも可能な自立走行ロボットだ。

アームを器用に使ってものを床から拾い上げ、適切な保管場所に置くなど、人の生活におけるさまざまな作業をサポートできる。

過去に取材した実際にものを掴んで渡す様子がこちら。

機械学習で周囲の環境を学習すると同時に、学習内容をクラウド上で複数のロボットが共有してフィードバックを繰り返すことで、日々変化する環境にも適応できるという。基本的なスペックは以下の通り。


関連記事:介護業務の構造を変える? CES2018で発表されたヒューマン支援ロボットが日本初上陸

見守りから緊急対応まで幅広い業務に期待

2019年6月5日、老人ホームや高齢者向け賃貸住宅等の運営するオリックス・リビング株式会社と、Aeolus Robotics Corporationが、AI搭載型ロボットの導入に向けた実証試験などを行うコンサルティング契約を締結したと発表した。

「アイオロス・ロボット」は、2018年11月よりオリックス・リビングが運営する施設で、物体の検知や移動、物品の運搬などの基本的な動作確認を重ねてきた。

高齢者の姿勢から、転倒を判断して、介護スタッフへ伝達するためのAIエンジンを搭載しており、人が後ろ向きや横たわった状態でも同一人物であることを認識できるという。

また、物体検知、学習機能を備えているため、作業で必要とされるほとんどモノを認識し、持ち運ぶことが可能だ。


今回の提携では、介護施設に適したロボットの機能向上や、代替可能な業務の洗い出しが進められる予定だ。

「アイオロス・ロボット」の具体的な役割としては、

・人物を特定してあいさつする見守り
・高齢者の転倒などを知らせる緊急対応
・日用品、食事、洗濯物等の運搬

などが想定されている。

すでに2019年中の本格導入が検討されており、介護の現場で人間とロボットが協働する未来も近そうだ。

AeolusRobotics CEO Alexander Huang氏は、今回の提携にあたり以下のコメントを寄せている。

――Alexander Huang
「アイオロス・ロボットが提供するサービスを、施設における日々の運営業務に組み込んでいくことを通じて、介護サービスの質の向上と生産性の拡大に寄与してまいります」

AI搭載ロボットの導入で、介護スタッフの身体的な負担を軽減するのはもちろん、高齢者との会話や心のケアに割く時間の増加にも期待ができそうだ。

「きつい」イメージのある介護の現場は、AI搭載ロボットの導入でどう働き方が変わるのか? 実用化に向けた動きに、引き続き注目していきたい。

source: 介護現場でのAI搭載型ロボットの実用化に向けオリックス・リビングとAeolus Roboticsがコンサルティング契約を締結


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アナログとデジタルを行き来するハイブリッドマーケター。フィンランドで経済学の研究、大手電子部品メーカーの販促企画職を経て、レッジへ。農業 × AIなど、社会課題を最新テクノロジーで解決することに大きな関心を持つ。

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