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ピエール瀧、復帰を支える妻と「まずはおでん屋を…」

 薬物事件は、再犯率が非常に高い。そのため、裁判において、重要視される点が2つある。薬物依存から抜け出すために、病院や施設に通っていることがひとつ。もうひとつは、家族など、再起を支える人物がいるかどうかである。

 コカイン摂取による麻薬取締法違反の罪で起訴され、6月5日に初公判に臨んだピエール瀧こと瀧正則被告(52)の場合もそうだ。瀧被告は現在、東京郊外にある依存症治療の専門外来に通院、週1回、2時間程度のグループ療法を受けている。

 彼を支えるのは、結婚して14年になる妻と、中学生の娘である。

「瀧が逮捕され、しばらく家族は自宅を離れていたが、いまは戻ってきている」(瀧被告の知人)

 逮捕される前は、近所を家族3人で歩く姿がよく見かけられており、仲のいい家族だった。だが、その自宅に家宅捜索が入り、コカイン吸引に使ったウォン紙幣まで押収された。供述では、結婚するはるか前、20代のころから薬物を使っていたという。

 瀧被告には、家族を裏切ったという自責の念が強く、離婚の話まで出た。

「だが、奥さんは更生を支える道を選んだ。故郷である静岡県の病院に入院することを考えていた瀧が結局、東京の病院を選んだのも、奥さんがいるからだ」(同前)

 5月下旬の夜、外出先から自宅である世田谷区内の一戸建てに自転車で戻ってきた夫人に、声をかけた。

−−ご主人の初公判が迫っていますが。

「……」

 彼女は何も答えず、自宅に入ると強く扉を閉めた。結婚14年になる瀧夫人は、事件前と変わらず家事をこなし夫を支える。愛妻の許しを得た瀧被告。スピード裁判で、6月18日には判決が出る。

 すでに、今後の計画を巡らせている。問題は違約金だ。『いだてん』が撮り直しになったNHKは、5月の定例会見で、木田幸紀放送総局長が「まだこれから」と話している。

「元所属事務所は、一部を負担したとしても、瀧被告に2億円から3億円を請求することになるのではないか」(芸能プロ関係者)

 ドイツなど海外で再起するという説もあるが、それだけの額を稼ぐために、やはり日本国内での復帰を選んだ。

「芸能界では、薬物の禊はだいたい1年。早ければ、来年の活動再開を視野に入れている。『電気グルーヴ』としての音楽活動と、映画出演からのスタートになるだろう。

 一方で、以前から夫婦でおでん店を営んでおり、そちらの業務を拡大する構想もある」(別の芸能プロ関係者)

 もちろん、再犯となれば、すべてがパーになる。妻と娘のために、もう間違った道は選ばない。

(週刊FLASH 2019年6月18日号)

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