- 2019年06月04日 14:16
「布団は畳まないでチェックアウトを」 旅館従業員のツイートに反響

旅館やホテルのチェックアウト時に「布団は畳まないで」と訴える旅館従業員のツイートが話題になっている。
つぶやいたのは秋田県の旅館で働いているという”ぱおた”さん。
旅館の清掃係からのお願い。チェックアウト時は「布団は畳まないで、そのまんまで部屋を出て」ください。丁寧に畳んで下さってる方がいらっしゃいますが、 ・「布団に挟まった忘れ物チェック」と ・「結局、畳み直し」 …で、二度手間になります。部屋はそのまま、出発のほどお願いします。
とつぶやいたところ2日間で約4万7千リツイート、約8万いいねがつく反響ぶりだ。
旅館の清掃係からのお願い。
— ぱおた (@paota33) 2019年6月2日
チェックアウト時は「布団は畳まないで、そのまんまで部屋を出て」ください。
丁寧に畳んで下さってる方がいらっしゃいますが、
・「布団に挟まった忘れ物チェック」と
・「結局、畳み直し」
…で、二度手間になります。
部屋はそのまま、出発のほどお願いします。
リプライ欄には「こういった現場の声を教えていただけるのはありがたいですね。 今までマナーだと思っていたことが逆に迷惑だったとは。 これからは気をつけます」
「学校の宿泊学習で毎度のように布団は綺麗に畳むというのを徹底されていたので、これが迷惑になっていたとは…」などの声が寄せられている。
BLOGOS編集部は、ぱおたさんにツイートのきっかけを取材。
ぱおたさんは「私個人が感じている事なので、他の施設サービス全般の共通意識という訳じゃありませんが」と前置きしたうえで、「日々の作業のなかで感じていたことをツイートしました」と話す。
ぱおたさんによると、清掃時の忘れ物チェックは旅館やホテルなどで一般的に行われている作業。ひんぱんに忘れ物が見つかるわけではないが、万が一にでも利用客に忘れ物がないよう意識して掃除しているという。
予想外の反響の大きさに驚いているというぱおたさんだが、なかには「布団をたたむのは客の旅館を思う気持ちの現れだ」という反応も。
ぱおたさんは「学校で『綺麗にしてから出ましょう』と教わったので畳んでいたという反応も多かったです。それに対して反論や否定をしたいわけではありません。私としては『せっかくの旅行だから、サービスに委ねて、そのままの状態で出発していただいてかまいませんよ』という気持ちでツイートしました」と話した。
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