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「生き埋めになったらオシッコして救助犬に知らせろ」は間違い SNSやYouTubeで誤情報が拡散

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「土砂災害や雪崩などで生き埋めになった場合、放尿すれば警察犬や救助犬が発見しやすくなる」とするツイートが話題になっている。YouTubeでも、がれきなどで生き埋めになった際の対応をマンガ形式で紹介した動画が6月4日現在で560万再生を記録するなど人気だ。

人気の動画は、地震によって家が倒壊し、土砂の下に生き埋めになった主人公の男性が、身動きが取れない状況で助かる方法を模索するというもの。生き埋めになった際は「まず放尿すべき」、「レスキュー犬やレスキュー隊がにおいに反応して見つけやすくなる」などの情報が紹介されている。

しかし、BLOGOS編集部が災害救助犬の育成・派遣に携わるNPO法人に取材したところ、「災害時に救助犬が糞尿のにおいに反応することはない」との回答があった。

救助犬が反応するのは息や汗 放尿が捜索の妨げになる可能性も

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同団体によると、救助犬は普段からお気に入りのおもちゃを持った人間を探し出す訓練を行なっている。その際、ご褒美としてドッグフードなどの食べ物は与えない。災害現場では食料品などが散乱している可能性があり、普段の訓練で餌付けしてしまうと食べ物のにおいに反応するようになってしまうからだ。

救助犬が災害現場で捜索の頼りにするのは、生きている人間が放つ息や汗のにおい。遺体の捜索時には腐乱臭が手がかりになる。また土砂崩れや地震などの災害現場ではトイレ自体が壊れているケースも多いため、「救助犬が糞尿のにおいに反応していては捜索ができない」という。

同団体の担当者は「災害現場で救助を求める人がその場でトイレをしてしまうこともありますが、それが救助犬の捜索にとってプラスになることはありません」と指摘。

「糞尿のにおいがあまりに強すぎると息や汗のにおいをかき消してしまい、捜索の妨げになる可能性も考えられます。間違った情報を鵜呑みにして無理に排泄をしようとするより、冷静になって救助を待つことが大事です」と話した。

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