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「18歳意識調査・第14回―海外と日本」―4人に3人以上が「日本は良い国だと思う」―

日本財団は「海外と日本」をテーマに第14回目の18歳意識調査を行った。既に詳しい結果が財団の公式サイトに掲載され、メディア各社にもリリースで要旨が案内されており、本ブログでは筆者の感想を述べさせていただく。何よりも印象に残るのは、回答者1000人のうち4人に3人以上(76.9%)が「日本はよい国だと思う」と答えている点である。昨年8月、内閣府が公表した「国民生活に関する世論調査」も現在の生活に「満足」、「まあ満足」と答えた人が過去最高の74.7%に上っており、さまざまな課題があるにしても、多くの人がこの国に住む幸せを実感しているだと思う。


「日本人が世界に誇れるもの」(複数回答)としては「アニメ・漫画などサブカルチャー」、「和食」、「日本の景色・自然・四季」、「治安の良さ」がいずれも過半数を占め(55.3~50.3%)、「平和であること」も43%に上っている。これに対し「他の先進国に比べ欠けているもの」では「男女平等」の46.1%をトップに、「外交力」、「経済力」、「教育水準の高さ」、「政治的影響力」が30%台(35.7~30.2%)で並んでいる。

欠けているものの上位に「経済力」、「教育水準の高さ」が並んでいるのは、ある意味、筆者の世代には驚きである。双方とも戦後の経済発展を実現した日本の強みである。18歳の目線で見た「現実」ということであろうが、特に教育は資源を持たないこの国を支える要である。どう在るべきか、あらためて広範な議論の必要性を感じさせる数字と思う。「男女平等」がトップに挙がっているのは、次代を担う若者の多くが女性の一層の社会進出を必要と感じている結果であろう。少子高齢化、労働力不足が叫ばれる中、雇用面を含め女性が社会で活躍できる受け皿の整備が急務であるのは言うまでもない。

このほか海外で生活することに52.8%が「とても興味がある」、「興味がある」と答え、その理由を「行ってみたい国・地域・場所がある」、「海外の文化が好き・関心がある」などとしている。3人に1人強(36.5%)は外国人の友人を持ち、6割近くが「外国人の友人がほしい」と答え、とかく指摘される「若者の内向き志向」とは、やや異なる“若者像”が浮き彫りにされている気もする。

また学校での英語教育に関しては半数弱の47.2%が「英語が読めるようになった」、「話せるようになった」などとして「とても役に立った」、「役に立った」としている半面、19.9%は「未だ英語が話せない」、「未だに外国人と意思疎通が出来ない」などを理由に「全く役に立たなかった」、「役に立たなかった」として対照を見せている。

多分に個人の関心や得手、不得手が反映された結果だと思うが、これからの若い人は英語に限らず外国語を少しでも身に付けたほうがいい。人との付き合いや行動範囲が拡大し、自らの考えや価値観も広がるからだ。偉そうに、かく言う私は、英語すら満足にできない。素直に告白することで、未来を背負う若者に対する切なる期待に変えたい。

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