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川崎市の19人殺傷事件 どうしたら子どもを守れるか

一昨日28日午前7時40分ごろに、川崎市多摩区登戸の路上で、男が私立カリタス小学校のスクールバスを待っていた6~12歳の児童などを次々に包丁で襲い、保護者2人を含む19人が刺されました。保護者で外務省のミャンマー語が堪能な小山智史さん(39)と小学6年生の栗林華子さん(11)が、亡くなりました。

ちょうど一昨日まで、母のケアで狛江市にいて、登戸は小田急で2駅だったので、朝から取材のヘリコプターが何機も飛んでいました。カリタス小学校では、登戸駅から教員が同伴して、駅から300メートルほどのスクールバス乗り場まで車の量が少ない線路わきの道を集団で通るなど、安全対策は、行き届いていた、ということです。

それなのに、ことばもないほどの悲惨な事件が起き、どうやったら、子どもたちを守れるのか、頭を抱えてしまいます。事件を起こした男は、川崎市麻生区に住む岩崎隆一容疑者(51)で、19人を刺した後、自殺をはかり、死亡しました。なぜ、このようなひどい事件を起こしたのか、解明が進められています。

岩崎容疑者は、ずっと引きこもっていて、養ってくれていた叔父叔母と10年もまともに口もきいていなかった、とのこと。複雑な家庭環境で、叔父叔母の子どもはカリタスに通い、容疑者は公立だったこと、などが報じられています。包丁を4本も購入し、刃渡り30センチの柳場包丁を両手に持ち、短時間に多くの人を刺していて、自殺願望があったのでは、ともいわれています。それなら、人を殺めるのではなく、自らで命を絶つことが、どれだけましか、と思います。

登下校の子どもたちを襲う事件が相次いだため、集団で登下校をしたり、スクールバスを利用したりする学校が増えています。ところが、今回は、そのスクールバスを集団で待っている所が狙われたので、いったいどうすれば、子どもたちを守れるのかと考えさせられます。

有識者は、子どもにランドセルなどは持たずに逃げること、声をあげられない子が多いので事件にあった時に声を出す練習をすること、などをあげています。自治体の中には対策をとっている所もあり、東京の品川区では、児童全員に防犯ブザーを支給し、ひもを引けば音がでるようにしているそうです。スクールガードなど警備に警察OBや自衛隊OBを頼むことや、住民による見守りを強化することなども、あげられています。安倍首相は、関係閣僚会議を開き、子どもの安全に全力をあげる、としていますが、あらゆる手段をとって、子どもたちを守りたいものです。

明日は、仕事で香川県高松市まで日帰りするので、早朝に軽井沢を出て、戻るのは夜遅くなるので、ブログはお休みします。

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