- 2019年05月30日 20:55
「旅行革命」でカプセルホテルはここまで進化した
2/2「進化系カプセルホテル」の一部を紹介
カプセルユニットといえば、上下2段で正方形の入り口、奥に長い就寝スペースが並ぶ光景をイメージするが、カプセルホテルの進化は多様なスタイルのユニットを誕生させている。
その代表格が横から出入りできるタイプのユニットだ。この形式は以前から存在していたが、横長の側面から出入りできるので楽な上、進化系では大きなテレビを枕と対の壁面に設置することも多くみられる。上下交互に配置すればプライベート空間を確保できるというのもこのタイプの特徴である。

また、「キャビン」という名称で知られるファーストキャビンでは、比較的広い空間を確保し、かつキャビン内はいずれも直立できる上下空間を確保する。これまたカプセルホテル同様に簡易宿所のカテゴリーであるが、「カプセルホテルでもなく、ビジネスホテルでもない、新しいスタイルのホテル」(公式HPより)としてカプセルホテルとは一線を画している。

そのほか、進化系カプセルホテルの特徴として「女性専用エリア」の存在が挙げられる。カプセルホテルといえば、サラリーマンを代表とする「男性専用の施設」と認識される時代が長かった。
しかし、頭書のとおり、旅行の多様化、さらには移動手段の簡便化によって、若年から老年の女性ひとり旅の需要は喚起された。女性が利用できるカプセルホテルの誕生は必然だったのかもしれない。
いまや進化系カプセルホテルでは、女性専用フロアは常識であり女性専用エレベーターまで設置する施設もある。さらには女性しか利用できない施設も徐々に増えている。

一方で、昔ながらのトラディショナルスタイルのカプセルホテルも根強い人気がある。進化系に対しいわゆる「旧態型」とも表せる施設であるが、何より進化系に比べて安いことが魅力だ。進化系が4~5,000円というイメージに対して、2~3,000円、中には1,000円台といった施設もある(料金は繁閑などで変動する)。
こうしたホテルはデザイン性やサービスなどは限定的であるが、長期利用プランなど低料金の強みを生かした利用形態にマッチしているのが特徴だ。

以上、昨今のカプセルホテルについての話をしてきた。次回は筆者が体験した実際の店舗をいくつか紹介するので、こちらも併せてチェックしていただければ幸いだ。
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