- 2019年05月30日 17:45
どんな車も一瞬でコネクテッドカーに変貌。MaaS、自動運転時代に向け「移動の進化」が始まる
2/2車だけでなく「移動の進化を後押しする」企業へ
2013年10月、代表と委託エンジニアの2人で始まったスマートドライブ、今や社員数は50人近くまで増えています。株主も3メガバンクのベンチャーキャピタルをはじめ、iPhone製造などでも知られるFOXCONNやSONY、住友商事など、錚々たる顔ぶれです。
この成長ぶりの要因はどこにあるのでしょうか。

――元垣内
「当社の優位性は、まず、スタッフの約7割がエンジニアであること。そしてデバイス周辺、データハンドリング、AI、API、アプリ、SaaSアプリといった幅広い専門家が集まり多様性があることです。さらに、大手の事業会社等の大組織から出資を受ける際でも、我々のオープンなプラットフォームとしての思想をご理解いただき、特定の企業が独占するのではなく、業界横断で、様々なデータやノウハウが集積される構造をとっていることだと考えています」
オープンプラットフォームとしてのスタンスが、技術的競合優位性を生む源泉にもなっているとのこと。
――データのセキュリティ面ではどのような対策を行っているのでしょうか?
――元垣内
「個人情報を心配される企業も多く、情報の取り扱いやセキュリティには気を配っており、ISO27001(ISMS)も認証取得しております」
――今後さらに成長していくなかで、現在抱えている課題はありますか?
――元垣内
「以前はデバイスを提供する関係からIoT企業だと思われていました。その印象は払拭できましたが、いまは車の走行データ分析会社というイメージで、見せ方として、車を前面に出し過ぎていたという反省があります。
これから3年、5年かけて、『移動』全体にまつわるセンシングデータプラットフォーム企業であると広く知られるよう、事業を推進していきます」
同社のビジョンは「移動の進化を後押しする」ことです。移動するのは車やトラックだけではありません。電車、飛行機、船、バイク、自転車といった運ぶ手段はもちろん、ヒト、モノ、ペットなど、運ばれる側への応用も考えられます。
強力なプラットフォームで各社のサービス立ち上げを後押しすることも期待できます。同時に、デバイスやAIアルゴリズムの開発力もあり、まさにモビリティ進化の先頭を走っているのではないでしょうか。AI、ビッグデータ、MaaS、自動運転など、熱いキーワードが交差する絶好のポジションにいることは間違いありません。
by岸上 直大
AI、IoT、ロボティクス、VR、データサイエンスなど新技術系の分野が多いライター。ディープラーニング協会認定の「AIジョブカレ・機械学習コース」を修了。文系未経験からAIへの本格参入を目指す。



