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レアアース市場での中国優位、長年続く見込み 加工分野で強み


[29日 ロイター] - 米国がレアアース(希土類)市場における中国の優位性に対抗するには何年もかかる見通しだ。米国内に加工施設が不足しているためだ。

貿易を巡る米中間の緊張が高まる中、中国メディアは29日、政府がレアアースの対米輸出規制に乗り出す可能性を示唆した。

米地質調査所(USGS)のデータによると、中国のレアアース埋蔵量は世界全体の3分の1にとどまっているが、米国のレアアース輸入に占める中国の割合は80%に上る。

これは中国がレアアース加工で支配的な地位を占めているためだ。米国内に加工施設を整備する取り組みは初期段階にあり、議会とトランプ政権が一体となって業界を支援するには至っていない。

米国に拠点を置く少なくとも3つの企業がレアアース処理施設の建設を進めているか、または計画しており、うち1社はカリフォルニア州マウンテン・パス鉱山で来年の操業開始を予定している。関係筋によると、2種類のレアアースを年間約5000トン生産する予定という。

他の2社の操業開始は早くても2022年になる見通しだ。

製油業界向けに少量のレアアースを加工処理している米ブルーラインのジョン・ブルーメンソル最高経営責任者(CEO)は「米国や世界全体にとって、中国以外の場所でレアアースを加工することが重要だ」と話した。

ブルーラインは今月、豪ライナス<LYC.AX>との間で米テキサス州にレアアース加工施設を建設する覚書を結んだ。

一方、テキサス・ミネラル・リソーシズ<TMRC.PK>はテキサス州西部でレアアース鉱床の開発を計画している。同鉱山で年間約730万トンの鉱石を採掘し、併設する加工施設で年間約3325トンを生産する方針だ。操業開始は早くても2022年の予定だが、それでも株価はここ1カ月で68%急伸した。

同社はトランプ政権に対し、米防衛関連企業に国内から調達したレアアースの使用を義務付けるよう強く働きかけている。

米政府は中国に対する最近の追加関税の対象からレアアースなど重要資源を除外している。

一方、中国は米国から輸入するレアアース鉱石に対する関税を10%から25%に引き上げており、中国で鉱石を処理する経済性は低下している。

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