- 2012年05月01日 08:00
人は人に指摘されても変わらない?
そういえば先月、2級心理カウンセラーの資格を取得しました。資格としては本当に基本的なところで、心理学といってもまだまだ入り口の入り口にすぎないのですが…
学生や社会人の方々のキャリア・カウンセリングを通して様々な方のお話を聴くという立場にあるため、知識としての「話の聞き方」も学んでおきたい!という想だったのですが、これまで知らなかった心理学の世界から学べることは本当に多くて!基本的な心理学の知識から、思わず頷かされる発見もありました。
その中のひとつが、本日のタイトルです。
人は人に指摘されても変わらない?
「自分はAだと思っています」「いやそれは違います、本当はBですよ」
こういうやり取りは日常でもよくあると思いますが、相手の考え方や行動パターンを変えようと思うと話は別。
ただ単純に指摘するだけでは、人の考え方や行動パターンは変わらない・・・ということが、心理学では証明されているそうです。
では人の考え方や行動パターンを変えることは出来ないのか?もちろん人に強要したり意見を押し付けたりするのはNGですが、 相手にとって良くない考え方や行動パターンを変えようと思った場合でも指摘では相手の意思は変わらない。ではどうすればよいのか?
その答えとなる正しいお作法は、行動変容を起こすように「自分で気付かせること」です。
つまりアドバイスする側の人間の役目は、間違えていることを伝えたり、解決方法を直接的に教えることではなく、自分で行動変容を起こせるように「気付かせる」ことなんですね。
当たり前といえば当たり前かも知れないのですが、私自身はこれまで論理的にきちんと説明すれば相手が分かってくれるものだ!と勘違いしがちだったので 、これは新しい発見の一つでした。
こうなると、問題はどうやって相手の話を引き出し、相手が自分で気付くような誘導が出来るか?ということ。
ここにはまた新たな課題が山積みなわけですが、この心理学での常識を知っているのと知らないのとでは相手へのアプローチの仕方が変わってきますよね。
自分で気付かせるためのスケジューラー
テーマが「このままではいけない!」といったものである場合、私が自分自身に対してもよく使うのは「自分スケジューラー」です。
これは「いつかこうなりたいと思っているのに、そのスピード感ではとても追いつかない」ということを相手に気付かせるときに効果的なもの。
自分のなりたい姿をイメージしたときに、そこから「それは何年計画か?何歳でその状態になっているのか?」を考え、それに合わせて逆算して 現状のスピード感について考えることです。
5年後こうなっている・・・じゃあ4年後は?3年後は?2年後は?1年後は?そう考えると、今日は何をしなければいけない?
これやって「自分スケジューラー」を仮にでも作ることで、悩みや迷いを抱えながらも現状と理想のギャップに気がつくんですよね。すぐに行動に移さなければ間に合わないという焦りも、逆に今はこれだけ先回りしている、ということも一目瞭然。
相手に指摘されずとも「理想の自分と今の自分」のギャップから 、今自分がすべきことは現状とは違う!ということに気が付き、その結果、行動変容に繋がることがあるということです。
これは自分自身に置き換えてみても同じ。自分がどれだけ指摘されても考え方を変えたりできないのは、頑固に自分を貫いているから、という理由もあるかもしれませんが、一番大きなところは「自分で間違いに気付けていないから」なんですよね。
ということは、自分が”危機感”に気づきさえすれば状況は変わるはず。
しかし、誰かに叱られたり急かされたりすることは大人になればなるほど減ってしまうもの。そうなると、いかに自分で”危機感”に気付けるかどうかが成長の秘訣となってきそうですよね。
自分で危機感に気付くためのツール、自分スケジューラー。(その使い方や目的などについては、ValueDesign.netで開催している 経営学×キャリアデザインのセミナーでも発信中です♫)
大切なのは、指摘されることよりも自分で気が付くこと。教える側の立場も、教えるのではなく気付かせること。
教育という場面でも自分の成長という場面でも使えそうなキーポイントのご紹介でした。
最後までお読みいただき有り難うございました♫



