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米民主党大統領候補、トランプ氏弾劾の圧力強める モラー氏発言受け

[ワシントン 29日 ロイター] - ロシアによる2016年米大統領選介入疑惑を捜査したモラー特別検察官が29日、捜査について初めて公の場で発言したこと受け、2020年の米大統領選に出馬を表明している民主党の候補者はペロシ下院議長に対し、トランプ氏の弾劾に踏み切るよう圧力を強めた。

モラー特別検察官は2017年5月の捜査開始以来、捜査についてモラー氏が公の場で初めて行った発言で、現職大統領を起訴できないとの司法省の指針に言及し、トランプ大統領を起訴することは捜査チームの選択肢ではなかったと述べた。同時に、約2年にわたった捜査でトランプ氏の潔癖は証明できなかったものの、トランプ氏の責任を問う方法は他にも存在しているとし、トランプ氏の弾劾は議会の決定次第との認識も示唆した。[nL4N2353SJ]

民主党の次期大統領候補は、モラー氏の発言を民主党が過半数を握る議会下院がトランプ氏の弾劾について決定するよう後押しするものと解釈。大統領選挙への出馬を表明しているカマラ・ハリス上院議員は記者団に対し、「モラー氏は基本的に米議会に対し弾劾を推奨したと受け止めても良いと考えている」と述べた。

民主党のペロシ下院議長はこれまで、トランプ氏の弾劾は次期大統領選に向け民主党のためにならない可能性があるとして、慎重な姿勢を示してきた。この日は、トランプ氏は「法律を超える存在」ではないとする声明を発表したが、弾劾手続きを進めるかどうかについては言及しなかった。

大統領選に出馬を表明したインディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長はこれまで、トランプ大統領は弾劾されるべきとしながらも判断は議会に委ねる姿勢を示してきたが、この日はNBCニュースに対し、モラー氏の発言は「弾劾の推奨にこれ以上近くなれないほど近い」と述べた。

一方、出馬表明した候補の中で最も高い支持を集めているバイデン前副大統領は慎重な姿勢を維持。同氏の選挙対策本部は、バイデン氏がペロシ議長に賛同するとし、トランプ氏の再選を阻止することが最も確かな方法だとの声明を発表した。

有力候補と見なされているバーニー・サンダース上院議員は、弾劾手続きの開始については下院司法委員会の決定を支持するとツイッターに投稿した。

モラー氏の記者会見を受け、トランプ氏の再選対策本部は「トランプ氏が完全に潔白である」ことが示されたとし、「この件は決着した」とする声明を発表した。

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