そろそろ通常国会も終盤に差し掛かっている。
国民投票法の改正くらいは仕上げた方がいいだろうと思っているのだが、立憲民主党の枝野氏はどうやら徹底抗戦方針に転ずるようだ。
自民党を強行裁決に追い込もうという作戦なんだろうが、大して効果はなさそうだ。
国民投票法の改正が実現すれば、与党の得点になることは間違いないが、国民投票法の改正を阻止するために反対、反対の声を上げるだけでは、野党には政策実現能力がないことを世間に示すだけに終わってしまう可能性がある。
立憲民主党が与党の国民投票法の改正案について修正案を提示して一定の修正が実現すれば、与党も野党もそれなりに得点したことになり、痛み分けくらいにはなりそうだが、多分、立憲民主党は共産党の主張に引き摺られて反対以外のメッセージは出せないことになる。
野党共闘路線にはそういう欠陥があるのだが、選挙が近くなるとそれを承知で共闘態勢を組まざるを得なくなるのだから、気の毒なものだ。
第3極が求められる背景にはこういう事情がある。まあ、皆さん、よくご存知だろうが。
記事
- 2019年05月29日 20:14
選挙が間近になると、何としても対決型の国会にしようとするのが野党第1党だが・・
あわせて読みたい
トピックス
ランキング
-
1
【読書感想】ロシアを決して信じるな
-
2
迷走続ける菅政権 首相を苦しめる「成り上がり」のジレンマ
-
3
10万円給付金問題 立憲民主党も非課税世帯中心に限定給付案をまとめる これでは政権奪取は無理だ
-
4
ワクチン確保に慌てる必要なし 政府批判は動きを非効率化させる危険も
-
5
犬や猫の店頭販売やペットのネット販売禁止へ 動物愛好国フランスの"一歩"
-
6
「日本資本主義の父」渋沢栄一が現代の首相たちを見たらどう思うのか
-
7
Go Toトラベル、再開是か非か
-
8
【119カ月目の新地町はいま】災害ごみ仮置き場に響く「五輪どころじゃない!」の叫び 10年目の大地震で聖火リレーコースも損傷
-
9
2020年代の産業革命
-
10
ビートたけしが若者に「スマホを手放す勇気を持て」と語る理由