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もし、あなたの周りにネット右翼がいるなら… - 鈴木耕

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大騒ぎが報道じゃない!

 ようやく「令和大騒動」が一段落したと思ったら、今度はトランプ大統領来日で浮かれまくっている安倍政権と、それを何の批判もなく大騒ぎで伝えるマスメディア。大騒ぎで伝えることが「報道」だと勘違いしているジャーナリズムなんか、ただの「抜け殻」だよ。

 その抜け殻が伝える“ニュース”は、ひたすらトランプ氏のご機嫌取りする安倍首相のいじましい姿だ。
 ゴルフ、相撲観戦、炉端焼き、宮中晩餐会、自衛艦訪問…。安倍外交って、ここまでしなくちゃならないものなのか。悲しくなるほどの情けなさ。見ているほうが恥ずかしい。

 しかも、相撲観戦では、これまでの「日本の伝統」とかいうものを、これでもかと踏みにじり、トランプ氏の近くの席には、安倍友の右翼著名人がゾロゾロ。それをまたも“NHKニュース”が「トランプ大統領と握手する一般客」と伝える。岩田明子記者の仲良し右翼評論家ばっかりだったのに、しらばっくれていやがる。

あ~あぁ ヤンなっちゃった…

 最近の政治家たちの質の悪さは、それに輪をかけて情けない。いまさら「政治の劣化」などと言っても虚しいだけだが、こうもひどいのが続くとやっぱりきちんと怒らなきゃと思う。

 丸山穂高議員の北方領土でのご乱行。
 長谷川豊(候補者?)の最悪差別発言。
 白須賀貴樹文科政務官の自動車事故とデタラメな言い訳。
 さらには山尾志桜里議員の国会への無届け訪米。

 かつて一世を風靡したウクレレ漫談の牧伸二さんなら「あ~あぁ ヤンなっちゃった、あ~あ~あ 驚いた」と嘆くことだろう。

 このうち、丸山&長谷川両氏の場合は、根っこに「ヘイト」がある。丸山氏はロシアという国への偏見と平和を訴える人たちへの嫌悪、長谷川氏(ホントはこの両者に“氏”なんてつけたくない気分だが)に至っては被差別部落というものへの常軌を逸した無理解と差別。

 両者とも、どう考えてもヘイトである。

 ホダカは病院へ逃げ込んで委員会での釈明もせぬままだし、ユタカについて参院選での公認を決めていた維新は「当面の公認停止」だという。なぜ「公認取り消し」じゃないのか? もしかして、ほとぼりが冷めたら「再公認」するつもりなのか?

 それにしても維新という党は、なぜこんなにもタチの悪いクズばかり集めてくるのだろうか。まさか、自民党でさえ拾えなかった人たちの「落穂拾い」でもあるまいに。

カネと共に去りぬ

 話は変わるが、幻冬舎の見城徹社長のケースにも、ヘイトの臭いを感じてしまう。
 見城社長は「売れれば勝ち」を、編集上の最高の価値観にしてしまったらしい。だから、百田尚樹氏がいたるところでどれほどヘイト発言を繰り返そうと、ベストセラー作家として崇め奉るのだろう。

 百田氏を批判してきた津原泰水氏を「売れない作家」とこき下ろしたのは、まさに「売れる」「売れない」という2分法の価値判断による。その意味で、見城氏は「儲かる」という理由で、ベストセラー作家のヘイト発言を容認してしまったのだ。今回の騒動の裏側に、ヘイト問題が見え隠れしていると、ぼくが思うのはそういうことだ。

 かつて見城氏にも、“反骨の編集者”と呼ばれていた時期があった。ぼくも、子どもたちの集まる場所づくりをしていた保坂展人氏の取材に行った時に、見城氏のその一端に接したことがある。

 しかしその“反骨”は、〈カネと共に去りぬ〉であったわけだ。
 見城氏は “百田ヘイト”を容認した。安倍首相と仲良くなるわけだ。上から下まで、いまやいたるところにヘイト言説が蔓延している。なにせ、安倍政権自体がそういう人たちに支えられているようなものだから、蔓延に歯止めをかけるのは容易じゃない。

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