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「人生再設計第一世代」って、「第二、第三世代」と続くからこのネーミング? 〜財務省前の消費増税反対アクションで考えた〜の巻 - 雨宮処凛

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 「私には恋人もいて、結婚もしたいし家庭も持ちたいと思ってるんですけど、それもお金とかの問題でなかなかできなくて、それでも私の恋人は身を粉にして働いています。本当に、真面目で勤勉で優しい人たちがどうしてこんなにお金で苦しまなきゃいけないんだろうって思います。大人になって、サザエさんとかドラえもんとかクレヨンしんちゃんとか、一個おうちがあって、普通に家庭が持てて豊かに生活してって昔できたことが、どうして今できないんだろうって、本当に不思議に思います」

 舞台俳優をしているという女性は、マイクを握ってそう言った。普段、最低賃金ギリギリのアルバイトをしているという。友達にはアルバイトも正社員もいるものの、真面目に働いているのにひどい労働環境で安いお金で使われている。

 「このまま税金が上がったら、私も友達も倒れてしまう。生活していけない」

 だからこそ、声を上げなくてはと思ってここに来た、と彼女は話した。

 5月21日。日中は暴風雨となったこの日に開催されたのは、「財務省の前で愛を叫ぶ 増税? 凍結? 空気を読め! 集会」。消費増税に反対し、消費税廃止に向け、野党の共通政策として消費税5%への減税を訴える山本太郎議員が、よりによって財務省前で開催した集会だ。財務省正門前に集まったのは数百人。開始時間の午後7時、雨も風もすっかり止んだ霞が関の空に、次々と「消費増税やめて」の訴えが響いた。オープンマイクのスタイルで、喋りたい人がどんどん手を上げて話すのだ。

 「つい最近まで、政治には興味がなかった」という23歳の男性は、自らが社会に出て働き始めたことで、税金について改めて意識したという。

 「働いて、給与明細見て、引かれる税金が目に見えて、正直、多いなって思いました。こんな給料じゃ、車持てないなんて当たり前だと思います」

 仕事柄、商店街や飲食店の人と多く会うという女性は、「これ以上消費税が上がったらやっていけない」と多くの人が口にする現実を語った。

 「こないだお話をした洋食屋さんは、小麦粉やバターの値段が上がってしまってどうしよう、と。この先、1000円のピザを1200円にできるか迷ってると。でも、上げられないよねって。そのお店のある商店街はシャッター街です。身近にあるシャッター街がどうしてそうなったのか。私たちのお財布にも直結しています。私たちの声を聞いてほしい。日本からシャッター街をなくしてほしい。なくすためにはどうしたらいいか。私たちの収入を増やすこと。ものを買う力を取り戻すこと。私たちが力を取り戻さなきゃいけないと思います」

 54歳の主夫の男性もマイクを握り、「4月からいろいろなものが値上がりしています。僕、主夫だからわかります。買い物を少しずつ控えています」と前置きし、消費税を5%に下げ、みんなの購買力を高めることが重要だと訴えた。

 大学一年生の男性は、母子家庭の友人が、お金の問題で行きたい私立大学に行けなかったことを話した。自身も母子家庭だが、祖母がいるのでなんとか進学することができたという。しかし、そんな祖母も生活が苦しい様子。

 24歳の男性は、ガチガチに緊張した様子で、しかし、声を振り絞るようにして叫んだ。

 「財務省の方に申し上げます。消費税、廃止してほしいです。若者に、お金をたくさんください。我々若者は偉大な先輩方から引き継いだこの国を、もっと発展させていきたいと思っています。そのためには、お金が必要です。我々若者にとって、どんどん暮らしづらい社会になっています。GDPの速報値が昨日出ました。国内消費、落ち込んでます。消費税が上がればもっと落ちるはずです。消費増税やめてください。国内消費を絶対下げます!」

 25歳で無職、半年前から生活保護を受けているという男性は、「こんな国に生まれたくなかった! 次の子どもたちが、生まれてきて幸せだと思える国にしたいですよね、みなさん!」とシャウトした。

 財務省前に、何度も何度も「消費税、廃止!」「消費税、減税!」というコールが響き渡った。

 夏の選挙で大きな争点になると言われている消費税。

 これを読んでいるあなたは、どんな意見を持っているだろうか?

 自民党は、予定通りこの10月に消費税を10%に増税すると言っている。しかし、選挙になれば一転、態度を変えて「増税凍結」と言い出すのではないかとも言われている。そうなれば、野党が同じように「増税凍結」と訴えても到底、太刀打ちできない、だからこそ野党で消費税5%、という共通政策を掲げられないかというのが山本太郎議員のスタンスだ。「財源は?」という声も当然あるだろう。気になる人は、「れいわ新選組」のサイトを見て欲しい。「財源はどうするの?」という項目がある。

 消費増税反対、なんて声を聞くと、「消費増税しないなんて、将来に対して無責任」「財政破綻しないためにも、とにかく増税が必要」と言いたくなる人もいるだろう。

 私自身はと問われると、経済政策の詳しいことはわからない。ただ、財政破綻云々について様々な意見があることは知っている。また、財政出動とか国債発行とか、その手の話にもいろんな意見があることも知っている。しかし、その先の難しい話になるとなかなか理解が難しい。その上、「プライマリーバランス」や「ファンダメンタルズ」なんて言葉を聞くと、もはやヴィジュアル系のバンド名にしか思えない(特に「ファンダメンタルズ」なんて絶対「世界観」系で、名前だけで推せる気がする)。

 ただ、消費税が上がる一方で法人税が減税されたり所得税の税率が下がったりし、結局はその穴埋めになっているという現実や、消費増税分が全額社会保障の充実と安定に使われると言っていたのに、結局は社会保障の安定には16%しか使われていないという現実を知るたびに、どうしたって首を傾げたくなる。

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