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米国の変調とユーロの景気後退

先週金曜日の米国の1QGDPですが、予想+2.5%4Q+3.0%に対して、+2.2%となりました。

個人消費は、4Q +2.1%から2.9%へと加速してよくなっています。

が、設備投資は、-2.1%4Q+4.8%から大きく落ち込みました。


この設備投資の弱さが本物なのか、一時的なものか。

個人消費(GDO70%の占める)が強いのは、いいことなんですが、設備投資は先行性があるだけに、心配ではあります。


そんな状況で、今日(430日)に、シカゴ購買部協会景気指数(添付)が発表されました。

予想60、前月62.2に対して、56.2と悪い数字でした。

特に、新規受注が減少しているようで、気になるところです。

添付のグラフを見れば、「あれっ?」と思うはずです。

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この調子ですと、1日のISM製造業景況指数(前月53.4、予想53.0)にネガティブな数字が出てきそうですね。


このように、米国は、明らかに経済指標が変調をきたしています。

シティのサプライズ指数(経済指標の予想と結果の比較)は、添付のように下落基調にあります。

つまり、ネガティブサプライズ(予想より結果の方が弱い数字)が多いということです。

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債券市場では、経済指標の通り、景気減速懸念から、(ツイストオペはもうすぐ終了するというのに)、長期債は再び買われています。


さらに、為替市場でも、ユーロ圏も十分景気が弱いのですが、ドルインデックスはじりじりと安くなっています。

これは、ユーロ圏の景気の弱さは、確かに、弱いのですが、ある程度は、予想されていたということなのだと思います。
ドル円も、円高が進行中ですが、これも、米国の弱さから来ていますね。日銀の政策が、予想の範囲内でしたから、織り込み済みということで、短期的に、ドル売り円買いの需給が発生しやすいのかもしれません。

もし、そうであれば、日本株も、連休の谷間、下落して始まりますね。


しかし、株式市場は、高値圏でもみ合いと、QE3待ちで、「不景気の株高」なのか、それとも、株式市場が出遅れているのか(勘違いしているのか)、その辺は、よく分かりませんが、気持ちが悪いくらい値持ちがいいのです。

気になりますね。


そういえば、スペインも1Qがマイナス成長で、EU10カ国くらいは、リセッション入りですね(英国、イタリア、オランダ、スペイン、デンマークなど)。

これ、ECBが採る政策は、ノーチョイスではないかと思うのですが、バイトマン独連銀総裁は、景気が悪化しても、何もしないのですかね。

3日は、ECBの金融政策理事会です。

しかも、フランクフルトでなく、スペインはバルセロナで行われるのです。

偶然?

今回は、何も政策変更はないというのが予想ですが、ECBもどこまで耐えられるか。

ほとんどチキンレースですね。
そうそう、これも、当然ですが、米国の経済にとって、マイナスですね。

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