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トランプ大統領訪日について

今日のブログはちょっと長文です(*^^*)

トランプ米大統領は、令和における初の国賓として来日され、天皇皇后両陛下との御会見を始め、日米首脳会談、拉致被害者御家族との面会、護衛艦「かが」視察を経て、本日帰国の途につかれました。

今回の来日で、日米間の絆が世界で最も緊密で、史上かつてない強固なものであることが確認され、国内外に発信されました。
このことは、我が国の安全保障上、大変意義のあるものであると考えています。

またトランプ大統領は、今回、拉致被害者御家族とも会って大いに励ましてくださいました。
このことは、北朝鮮も意識せざるを得ないでしょう。
安倍総理が、拉致問題の解決に向け、今後、金正恩委員長と直接会うに当たっても、トランプ大統領が「安倍総理の姿勢を全面的に支持する」と表明したことの意義は大きいと考えます。

そこでやはり気になるのは、日米の二国間交渉についてです。

今回、トランプ大統領は、日米首脳会談後の共同会見で「貿易に関して8月に両国にとって良い内容が発表できると思う」と発言をされましたが、これはTPP11や日EU・EPAの発効により、焦りを強めるトランプ大統領の期待の表れと私は理解しています。
両国間の合意は「ウィンウィンとなる形の早期成果達成に向けて、日米の信頼関係に基づき、議論を更に加速させることで一致している」ということのみであり、両国で8月の合意を確認したということはありません。

「大枠」であれ「大筋」であれ、「合意」という言葉を使うためには、日本側は全品目で約9450、農産品で約1850の品目で全て合意する必要がありますが、本格的な交渉はこれからです。
米国側からは「農産品のみ先行合意を」という声もあるようですが、WTO上、ある国に対して関税撤廃などをするためには、実質上、先に書いた約9450品目を対象とすることが必要です。
農産品のみを対象として合意、執行することはWTO違反となるおそれが大いにあります。
なお、「両国で既に何か握っているのではないか」と見る向きもあるようですが、自分は総理補佐官として官邸にいて、精度の高い情報に接していますが、そのような情報は全くありません。

交渉内容について言えば、トランプ大統領は、米国中西部の重工業・製造業地帯であるラストベルトの復活を強く願っておられます。
安倍総理も共同記者会見で「世界で最も米経済に貢献しているのは日本企業。日米経済関係はウィンウィンの形で大きく発展しつつある」と発言されました。
ウィンウィンの下での合意ということであれば、米国が日本に譲歩を求めているのと同様に、米国も自らどれだけ譲歩できるかにかかっているのではないでしょうか。
いずれにせよ、今後の交渉に当たっては、政府は引き続き日米共同声明に基づき毅然と対応していく必要があります。

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